「奇跡というのはない。今日、明日で急にすごいチームになることはない。でも日々の積み重ねで良くなっている。(3バックの完成度は)いい感じ」(スティーブ・ホーランド監督)他 [ACLE 上海戦前コメント]
[コメント]
スティーブ ホーランド 監督
「とにかく明日の試合が楽しみでしょうがない。またこうしてチャンピオンズリーグが始まると実感しているし、残り2試合でグループステージが終わる。自分たちにとって大事な試合なのでしっかりと準備したい。
(他会場の結果次第で試合前にグループステージ突破が決まるかもしれないが、その結果が試合の采配に影響を与えるのか?)今夜の試合を見るのが楽しみだし、神戸の試合も楽しみ。今日の結果でどうこうというのはなくて、シーズン初めの試合がホームゲームになる。ファン・サポーターのためにも良い試合をして結果を出すことが大事だと思っている。
(上海申花の印象と国際試合で重要になるポイントは?)自分は8年間チェルシーでコーチをして、ヨーロッパの大会にも多数出場した。2012年にはミュンヘンで優勝して、最高の経験をした。このアジアの大会に出場するのも楽しみだった。そして自分は相手の監督をよく知っている。チェルシー時代に会長のゲストとして訪れたことがある。あとは中国リーグについて正直あまり詳しくない。それでも分析して、去年の試合も見た。最近の上海海港とのスーパーリーグも見た。彼らは去年からいろいろな変化を加えてくるかもしれないが、一人ひとりが動き回り、中盤がダイヤモンド型でプレスをかけにくいチームだと思う。
(コーチと監督と立場が変わって心境は変わる?)私はチェルシーでずっとコーチをしていた。指導者の世界ではほとんどの時間をコーチとして過ごし、アンチェロッティの下、コンテの下、モウリーニョの下でやってきた。直近では代表チームでもコーチをやって、さまざまなマネジメントをしてきた。コーチと監督でマネジメントの違いはあるし、すべての責任を負うのが監督だと思っている。イングランド代表に入る時にスペインで対戦するからとか、チェルシーにいた時にバイエルンと対戦するからとか、それはマリノスで監督をやるのとプロセスは変わらない。
(3バックの完成度は?)いい感じで来ていると思う。この仕事がスタートして短い間で公式戦の初戦を迎えるにあたって、選手に対してもコーチングスタッフに対しても、今日まで有意義な日々を過ごせた。しっかりとしたプロセスの下で理解が深まっているなと感じる。奇跡というのはない。今日、明日で急にすごいチームになることはない。でも日々の積み重ねで良くなっているし、今日までにそれを感じている」
GK 19 朴 一圭
「次の1試合に勝つことで次のラウンドに進めるということで大事なゲームだと思っている。今シーズン、監督が代わったりといろいろな変化がある中でもホームでやれる強みがあるので、そのアドバンテージを生かしたい。明日の試合まで約1ヵ月準備してきたので、素晴らしい結果を出せればと思っている。
(アジアの舞台で戦う率直な気持ちは?)2020年に登録の関係でACLに参加できなかった。今回こうして戻ってきてACLにチャレンジできることでこみあげてくるものがあるのかなと意識していたけど、準備していく中で特に強い意識はない。マリノスの一員としてこのACLだけではなくすべての試合が大事になる。明日の試合だけに集中してやりたいと思っている。レギュレーション的にシーズンをまたいで戦う大会だけど、いま首位にいるのは以前いた選手たちが頑張ってくれたもの。その想いを背負ってプレーしなければいけないので、その責任を持ってプレーしたい。
(5年ぶりに日産スタジアムでプレーして見せたいものは?)今日の前日練習で5年ぶりにこの場所に戻ってきた。懐かしいというよりも新しい気持ちというか、ここからマリノスでのサッカー人生がまたスタートするのかなと思った。プレー面ではGKにもいろいろなタスクが与えられているので、監督が求めていることをしっかりと体現したい。あと僕はしゃべるほうなので、コーチングにも自信を持っている。声掛けのところは大きなスタジアムなのでファン・サポーターにどれだけ聞こえるかわからないけど、そこは自分の強みなのでいかんなく発揮していきたい。
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