混沌J2の今後を展望するLIVE(J論)【4/10(木)21時】

「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

残留を確定させるリーグ戦7試合ぶりの勝ち点3。 未来への一歩を踏み出す価値ある逆転勝利だ [J36節 鳥栖戦レビュー]

西村弾とロペス弾で逆転勝利

 

ゲーム内容の文脈としては、ほとんど何もないところから同点ゴールが生まれた。

 

 

 

 

内側寄りのポジションを取った小池龍太が、サガン鳥栖DF陣のギャップを見逃さずに絶妙なスルーパスを流し込む。一糸乱れぬ呼吸で走り込んだ西村拓真は、GK朴一圭の位置を確認しながら右足で冷静に流し込む。前半終了間際の時間帯も最高だった。

 

 

 

 

ゴールをお膳立てした小池龍は西村への賛辞を惜しまない。

「直感だったけれど、(西村)拓真がああいうところ、少ないスペースでも動き出すというのは彼の特長でもあるし、理解していた。僕のパスがどうこうというよりも彼が決め切ったことがすべて」

 

 

 

 

この日、シュート4本を放って同点ゴールも決めた西村。今夏にマリノス復帰を果たしてからは得点への意欲を高め、コンスタントに結果を残している。もともとゴールパターンが豊富な選手で、サッカーに対して揺るがない信念を持っている漢である。最終盤のゴールラッシュにも期待できそうだ。

 

 

 

 

決勝点となる逆転ゴールを決めたのはアンデルソン・ロペスだった。左サイドでの細かなパス交換から途中出場の天野純が鋭いクロスを供給。ニアサイドに走り込んだ背番号10が豪快にゴールネットを揺らした。

 

 

 

 

これで今季20ゴール目となり、2年連続20得点オーバーの離れ業をやってのけた。ブリーラム・ユナイテッド戦から中2日の過密日程もあってか、本来の動きのキレはなかったように見えた。シュート4本には得点以外にも決められそうな場面があった。それでも勝負どころでしっかりと決める集中力は、さすがの一言。

 

ヨコエク

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