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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「こうして自分がいられるのは特別なクラブとファミリーがあったから。このクラブは強いアイデンティティを持っている」(ケヴィン・マスカット監督) [コメント全文]

 

昨日7日に今季限りでの退任を発表したケヴィン・マスカット監督が練習後に取材に応じ、晴れやかな表情で記者陣の質問に答えた。

 

 

囲み取材の最中、マスカット監督は数えきれないほど「特別なクラブ、特別なファンとサポーター」と繰り返し、マリノスに感謝を述べた。トリコロールで指揮を執った約2年半は、彼にとっても特別な時間だったのだろう。

 

 

退任については熟考した末の決断だったという。「この判断をするのはストレスが溜まるくらい難しかった」と本音をこぼす場面も。そのタイミングについても「これが決まったのは話し合いが始まって数週間から1ヵ月くらいで、正式に退任を決めたのは1週間前」と最近であることを自身の口で明かした。

 

 

今後の身の振り方について問われると「最初のプランだけど、まずは山東泰山を倒す。山東泰山を倒してラウンド16に進む」と来週13日のACL山東泰山戦に集中すると強調。「残り1試合は重要な試合。しっかり勝ってラウンド16の切符を得たい」と繰り返し、勝って有終の美を飾る算段だ。

 


 

[一問一答]

ケヴィン マスカット 監督

「昨日も選手たちに話したが、常にフォーカスしてほしいのは強い気持ちを持ってほしいということ。でも、こういうタイミングや状況で自分は強さを持てないので短く離したい。昨日発表があったように、ここ何週間はずっと話し合いの場を設けていた。自分含めて家族とも話し合って、すごくエモーショナルな日々を過ごしていた中で、次の水曜日のACLの試合が自分にとってラストゲームになる。この特別なクラブ、この特別なファミリーと、2年半前に来てから暖かく迎え入れてもらって、こうして自分がいられるのは特別なクラブとファミリーがあったからだと思う。この2年半で得た成果というのは、特別なファミリーの下で成し遂げられたものだと思っている。そしてこのマリノスのサッカー、特徴のある独特なスタイルでいくつもの成果を成し遂げられた」

 

 

 

――退任を決断した経緯や背景は?

「みなさんの目の前では、自分は常に正直でいたい。今シーズンの中で、他のクラブからのオファーもあった。

 

ヨコエク

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tags: ケヴィン・マスカット

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