「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

Jリーグ得点王がもうすぐ欧州でまばゆい閃光を放つ。 チームの勝利のために得意のスプリントを繰り返す [前田大然、セルティックへ期限付き移籍]

 

Jリーグ得点王の肩書きを引っさげ、2度目の欧州挑戦だ。

マリノスの日本代表FW前田大然(24)が買い取りオプション付きでセルティックへ期限付き移籍することが29日、決定的となった。

 

 

前田は今季23得点を挙げ、日本人としては10人目の得点王に輝いた。最大の武器であるスプリント能力を存分に発揮し、攻守両面でマリノスに欠かせない存在へと成長。マリノス加入前にポルトガル1部のマリティモでプレーした経歴があり、もともと海外志向の強い選手でもある。

リベンジの舞台はスコットランドで、チームは我らがアンジェ・ポステコグルー率いるセルティックだ。今夏まで師事を仰いでいた恩師の存在は心強い。ひと足先に海を渡った古橋享梧の大活躍も日本人プレーヤーの評価上昇に一役買った模様で、来年の夏に完全移籍することを前提とした移籍になる。

 

 

昨季はハーフシーズンのみの稼働とはいえ3得点に終わった選手が、なぜ23得点と爆発できたのか。身近なところで活躍を見届けた男たちが進化の過程を証言した。

 

 

精度の高いクロスやロングパスでゴールをお膳立てした水沼宏太は言う。

 

 

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