木本恭生、前向きのプレーで攻撃のリズムを生み出す。「最後のほうは強気でやれていた。それを前半からやれれば」【2024 J1第3節vs.ヴィッセル神戸(HOME)】

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)
J1第3節ヴィッセル神戸戦では後半25分、エンリケトレヴィザンが無理な後追いをする状況になり、DOGSOで一発退場。これがFC東京にとっての致命傷になった。
東京ベンチは攻撃陣を増強する交代の前に、前線を削ってでもセンターバックを投入することを選択。後半28分、ディエゴ オリヴェイラに替えて木本恭生を送り込んだ。背番号4にとってはこれが今シーズンの初出場。プレシーズン中は主力組に入ることもあったが、開幕戦では出番なし。土肥幹太が欠場した第2節からベンチ入りを果たし、今節ようやく出番が巡ってきた。
◆強気のプレーで自信を持ってやるというのが大事

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)
「ベンチを経験したり、もう本当に悔しい気持ちがあるので、意図した交代じゃなかったですけれども、こういう限られた少ない時間で監督の期待に応えるというか、戦えるというのを常に見せていかないといけないし、ベンチ外の選手だったり、ベンチの選手の想いというのも背負って自分は戦わないといけないと思うので、それを少しは見せられたかなと思います」
培ってきたものを見せる時だった。後半34分、山口蛍がカットしたボールに対して出ようとした大迫勇也が森重真人をかわしてウラに抜けると、ギリギリのタイミングだったがその大迫よりも先にボールに触り、タッチが大きくなったもののこれもラインを割りそうなギリギリのタイミングで追いついて、前方のジャジャ シルバにパスをつけた。これが最終的には松木玖生のシュートにつながったから、もし決まっていれば起点の木本は大きな働きという評価を得るところだった。

Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)
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