原大智、イストラ移籍決定。渡欧直前の声【無料公開】

小平での原大智、2018年。
本日2月7日17時、原大智のイストラへの移籍が発表された。イストラは2020-21シーズンのクロアチアリーグで現在10チーム中10位の最下位。原自身、FC東京のほうが環境がいいと認めている。なぜ東京を出てクロアチアへ行こうと心を決めたのか。
彼は7日夜に急遽渡航する直前、「若いうちにチャレンジしたい」と述べた。
「いままでの日本人が成し遂げられなかったことがまだたくさんあると思う。それを成し遂げていきたい」
FC東京トップチームに昇格してから、原は量をこなすことで質を高めてきた。全体練習の前の朝練、全体練習後の居残りで多くのシュートを撃ち、ストライカーとして得点を挙げるすべを身につけた。しかしJ3得点王となって臨んだ2020シーズンは、決して満足のいくものではなかったようだ。
「昨年は自分の思うような結果が出せなかった。クロアチアへ行ってまたちがうサッカーになると思うんですけど、とにかく主体的にというか、自分の得意なプレーをたくさんして、勝利に貢献していきたいと思います」
まだ足りないものとはなんなのだろうか。
「それは行ってみて考えます。最近は試合もしていないので、あっちへ行って自分の改善するべきところを見つけてきたい」
正式に移籍が決まり、ほっとしている──と原。ファン、サポーターに向けては「恩返し出来るようにがんばりたい。ありがとうございました」とも言っていた。ともかくも、未更改のまま長い時間が過ぎていく事態は避けられた。まずはクロアチアで身体を動かし、そこから次へ進む路を見つけだしてほしい。

渡欧直前、取材に応じる原大智。
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