茂木秀人イファイン「一年準備してきての最後、絶対強引に決めてやるという気持ちでねじ込みました」【高円宮杯U-15/深川日本一特集】

なんと力強いゴール。これこそ9番というダメ押しの追加点だった。
◆夏はゴールに向かうシーンがあまりなかった
ツエーゲン金沢U-15との決勝、40分ハーフの74分に当たる後半34分、10番安田虎士朗のパスを受けた9番茂木秀人イファインが、ゴール前で相手ディフェンスに寄られながらもその“門”をゴリゴリと音を立てるように割り込んでボールを保持し、力強く右足を振った。最後の最後に出た9番らしいシュートが、FC東京U-15深川の優勝を決定づけるダメ押しのゴールになった。
「夏に進路を決めてからこの大会までも少し時間があったと思うんですけど、この短い期間でもものの見方なりプレーが変わったところはありますか?」
こう訊ねると、茂木は明確な意識の変化があったことを明かした。
「そうですね。夏はゴールに向かうシーンがあまりなかった。この冬では、自分はけっこうタテに行くのが得意なので、そういうところを意識して常にゴールをめざしました」

自身の得点で2-0とし、ゴール裏の仲間に駆け寄っていく。歓喜と、互いを思いやる気持ちがあふれていた。
茂木はFC東京U-18には昇格しない。あくまでも夏の時点でのジャッジ。秋から冬にかけて成長した茂木がその力強さを再び青赤ファン、サポーターの前で披露しようと思えば、
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