【新東京書簡/有料記事】第三信『シーズン折り返し』海江田(2016/07/09)

練習後、土肥洋一GKコーチと話す井林。指導者と選手間のつなぎ役を上手にこなしている。
第三信 シーズン折り返し
悪かったよ、後藤さん。すっかり返信が遅れ、気がつけば蝉の鳴き声が聞こえる時期になってしまった。
そもそも東京書簡を再開しようとなったとき、「お互い、更新のネタが乏しいときに入れ込んでいこう」(後藤)、「やり取りは気ままにね。でもおれ、すぐにリターンパス送っちゃうよ。2、3日おきのラリーになったら、それはそれで気持ち悪いかも」(海江田)なんて、調子のいいことを言っていたけど、自分の気ままさを見くびってたね。締切りがなけりゃ、書きやしねえ。
※というわけで、後藤さんと話し合い、締切りのルールを設定。2週間以内に返信すると決めました。
■ここまで苦しいシーズンになるとは
早いもので、2016シーズンも日程の半分を消化。東京ヴェルディは19位でリーグ戦を折り返した。19位だよ、19位。一応説明しておくと、21位がJ2・J3入れ替え戦で、22位が自動降格。目標のプレーオフ進出どころか、降格回避を気にしなければいけない状況だ。
ここまで苦しいシーズンになるとは思わなかったなあ。今季の開幕前、『サッカーダイジェスト』で恒例のJ2番記者座談会があってさ。「2年目を迎えた冨樫監督への期待値が高すぎるのは気がかり。予想以上にうまくいった次の年は難しいよ。映画にせよ、ヒット作のパート2は駄作の山」とか言ってはいたけれど、おれだって期待していたからね。地道に育成畑を歩んだ指導者とアカデミー出身の選手たちが成長し、大きな果実を手にするストーリー。その魅力には抗えなかった。
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