「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

第18期決算はスポンサー収入、入場者収入、グッズ収入は過去最高も、配分金大幅減で10年ぶり赤字決算。【クラブレポート】(24.4.26)

25日、株式会社栃木サッカークラブの第18回定時株主総会後にクラブの橋本大輔社長が記者会見を開き、決算概要について詳細に回答した。

 

クラブからの第18期決算概要の報告は以下のとおり。

株式会社栃木サッカークラブ 第18期決算概要について

 

スポンサー収入、入場料収入、グッズ収入等は過去最高を記録。一方、23年度から予定されていたJリーグからの配分金の減額が4600万円ほどあるため、トータルでは4100万円の赤字。10年ぶりの赤字決算となった。橋本大輔社長がいう。

「正直、赤字幅はもっと出ると思っていました。退職給付金の引き当てが1千万円ほどあるので、それを除くと(実質で)約3千万円の赤字になります。Jリーグからの配分金収入が4600万円ほど減額になったことを踏まえ、23年度は当初45千万円近い赤字を見込んでいましたが、それを3千万円ほどに抑えることができたと思っています。幸い、各事業が次の段階に来たといえるだけの売り上げを立てられるようになっているし、今後はさらに成長できるチャンスがあると思っているので、改めて各事業の細部を見直しながら進めていきたいと思っています」

「トップチームの戦績が振るわないなか、これだけ売り上げが増え、来場者数が増えていることについては感謝しかありません。ファン・サポーターの皆さん、パートナー企業の皆さんがスタジアムに足を運んでくれている結果だと思うので、しっかりとその期待に応えられるようにトップチームを強くしていかなければいけないと思うし、それこそが最優先課題だと思っています。トップチームの戦績が向上すれば、さらに各事業の売り上げが伸びていくフェーズに来ていると思っています」

(残り 1431文字/全文: 2150文字)

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