「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

田中誠監督「私自身のこれまでの経験や哲学を信じ、経験豊富なコーチングスタッフの力をお借りしながら、成果を上げて邁進したい」【就任記者会見】(23.12.27)

 

26日、栃木SCが来季の監督に就任した田中誠監督の就任記者会見を実施した。冒頭、田中誠監督から以下のとおり挨拶があった。

「自分も指導者として監督を目指している中、年は若くありませんが、山口慶SD(スポーツダイレクター)から『監督としてのキャリアを後押ししたい』という話をいただいたので、こんなチャンスはないと決断させていただきました。初めてのプロ監督のキャリアをスタートさせることに不安を抱く方もいると思いますが、私自身のこれまでの経験や哲学を信じ、経験豊富なコーチングスタッフの力をお借りしながら、成果を上げて邁進したいと思いますので、よろしくお願いいたします」

その後、質疑応答に入った。各メディアからの質問に田中監督、山口SDが回答した。

 

▼目指すはクラブの過去最高順位9位以上

――来季の目標について聞かせてください。前監督は常々J1昇格を口にしていましたが、田中監督はどう考えていますか? また、得点力不足は長年の課題ですが、ここをどう改善するのかお聞かせください。

田中 まず来季の目標は山口SDとも話し合っていますが、基本的にクラブの最高順位である9位以上を目指そうと思っています。そのなかで少しでも勝利数を重ね、上の順位へ行ければと思っています。得点力不足の解消という部分では、まずサッカーの本質としてゴールに向かう回数を増やしたいと思っています。そのために、栃木の形である堅守速攻の形をよりたくさん出せるようにしたいです。なおかつ、いい守備からいい攻撃によって相手の陣地でなるべくボールを奪いたいなと。ボールを奪えたときにはゴール前での高さという自分たちのストロングがありますから、そこを出したいと思っています。

――山口SDに伺います。田中監督を招聘した一番の決め手は何だったのでしょうか。

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