「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【無料掲載】優勝&昇格なるか。プリンスリーグ関東2部最終戦。12月3日(日)13時30分~ ※観戦者用駐車場なし【ニュース】(23.12.1)

 

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関東|高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023|JFA.jp

 

▼引き分け以上で昇格、勝てば優勝

前節、水戸ホーリーホックユースとの北関東ダービーはエース村上竜規のゴールで先制したが、後半に追いつかれてドロー決着。2位桐蔭学園、3位桐光学園がともに勝利したため、昇格と優勝の行方は最終節までもつれることになった。

ただ、栃木SC U-18は現在、2位桐蔭学園に勝点1差をつけて首位に立っている。プリンスリーグ関東1部への昇格枠は「2」。最終節の矢板中央高校B戦に勝利することでプリンスリーグ関東2部の優勝と昇格が決まる。引き分け以上ならば昇格、敗れても2位桐蔭学園、3位桐光学園の結果次第で昇格という状況だ。

キックオフは12月3日(日)13時30分、場所は矢板中央東泉グランドだが、当日は観戦者用の駐車場はないため近隣の駐車場の使用や公共交通機関での来場が呼びかけられているので留意したい。

 

前節の水戸ホーリーホックユース戦のあと、主将の石川丈慈(栃木SC U-12→同U-15→同U-18)は黄色と青で埋め尽くされた壬生運動場の観客席を見やりながら唇を噛んだ。

「あれだけ多くの声援をもらってプレーできるのは当たり前ではないと思っています。栃木SCに所属しているからこそ経験できること。一週間後にやってくる最終節も、応援を力に変えて、応援してくれている人たちを魅了する、心を動かす試合ができたらと思っています」

只木章広監督に率いられる栃木SC U-18だが、主将の石川は以前よりも相手ゴールを目指す気持ちの強さが増してきたこと、首位を快走してきたシーズンの終盤になってチームの一体感が増してきたことに自信を深めている。

「全員がハードワークすることは浸透しているし、試合に出ている選手も、出ていない選手も、全員で戦うことを意識してきたシーズン。普段から本当にいい雰囲気で練習ができているんです」

そんな仲間たちと頂点を目指してきた戦いも、これがラストマッチ。優勝と昇格が懸かる最終節、矢板中央高校Bとの決戦に向けて、主将は決意を込めるように言った。

「去年の先輩たちがこのチームをプリンスリーグ関東2部という舞台に引き上げてくれたからこそ、僕らは今、こういう貴重な経験ができているんです。だから今度は、僕たちが後輩たちにプリンスリーグ関東1部という舞台を残してあげたいんです。自分たちがやるべきことをしっかりやれば、必ず結果はついてくると思っています」

仲間とともに、後輩たちのために、応援してくれる人たちのために。すべてを出し切る準備はできている。

 

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