前半と後半に見せた”2つの顔”と今季を象徴する終わり方。【J2第41節 東京ヴェルディ戦 レビュー】(23.11.6)
2023明治安田生命J2リーグ第41節
2023年11月5日14時キックオフ 味の素スタジアム
入場者数 13,383人
東京ヴェルディ 1-0 栃木SC
(前半0-0、後半1-0)
得点者:82分 中原輝(東京V)
気温 23.6℃
湿度 41%
ピッチ 良
<スターティングメンバー>
GK 41 藤田 和輝
DF 40 高嶋 修也
DF 16 平松 航
DF 6 大森 渚生
MF 4 佐藤 祥
MF 31 石田 凌太郎
MF 7 西谷 優希
MF 8 髙萩 洋次郎
MF 30 福森 健太
FW 29 矢野 貴章
FW 19 大島 康樹
控えメンバー
GK 1 川田 修平
DF 21 吉田 朋恭
DF 23 福島 隼斗
DF 33 ラファエル
MF 10 森 俊貴
MF 24 神戸 康輔
FW 32 宮崎 鴻

63分 大森→福島
63分 佐藤→宮崎
76分 矢野→森
85分 福森→吉田
85分 大島→ラファエル
▼良い守備から良い攻撃を発動
前半はここ最近のゲームではもっともよいパフォーマンスだった。対ヴェルディ用という観点でもベストな守備からの攻撃だった。
序盤は互いにロングボールを多用し、牽制し合う構えに。10分過ぎにはヴェルディに負けじと栃木も髙萩が最終ラインに落ちて捌くなどしながら下から前進していく形も見せていく。
矢野を頂点とする守備のバランスも良かった。矢野は相手アンカーを背中で消しつつ、対面のCBにプレッシャーを掛けつつ、という構え。両隣の西谷と大島が対面のCBとSBを監視し、その後ろにいるボランチ勢は佐藤が勢いよく前を見やり、佐藤と縦関係となる髙萩が全体をコントロールするという構え。サイドにボールが入ったときの福森、石田の両ウイングバックのプレスも効いていた。
前節岡山戦(△1-1)でも前半から後半の途中にかけて機能していた守備のバランスや強度がこのヴェルディ戦でも機能していた。
ヴェルディの狙いとしては頂点の矢野の周りを攻略して前進しつつ、中と外を使い分けながらファイナルサードへ突入することだっただろうが、栃木は相手にボールを持たせながらもそうはさせなかった。
風向きが変わったのが20分過ぎだ。
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