「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

あとはゴールだけ。根本凌「もっともっと自分のなかに引き出しを増やさないと得点には至らない」【勝利に導くゴールを】(23.7.19)  

19日の練習後、オンライン取材を受けた根本凌に現状に対する率直な思いを聞いた。

 

▼様々なタスクをこなしつつ

――根本選手の現状の率直な思いを聞きたいのですが。

「まずFWに求められることはゴールだし、チームを勝利に導けていないので、自分に矢印を向けて日々取り組んでいかないといけないというのが第一にあります。あとは、FWとして起点になって収めるところと、背後へ抜け出して時間を作って味方の押し上げを待つ、という周りとのすり合わせについては、天皇杯広島戦(〇2-0)でもそうでしたが、いい感触でできているところは多々あります。それを継続し、もっと強みにしていけるんじゃないかなと思っています」

――大宮戦でもロングボールを収めるとか、背後に抜けて時間を作るとか、その上で、山田選手からスルーパスを受けてフィニッシュするとか、色々なタスクがあるんだと思います。根本選手としてはあれをフルタイムでやり切れる余力は感じているんですか? フィジカル的な問題は感じていない?

「そうですね。去年から栃木でやらせてもらって1年になりますが、J2CB勢と対峙するなかで、タスクは多いですが、それをフルタイムで全然できると思っているし、少なからず余裕があるから、前線で起点になるプレーができたり、背後へ抜け出して呼び込んで収めたり、そのうえでシュートを打ったりすることができているという感覚はあります」

――全部やれている以上、すごくタフだと思うんです。それは自分自身で発見ですか? 驚きですか?

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