「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

加入直後インタビュー 根本凌「クロスからの得点は期待してほしい」【トピックス】(22.6.16)

15日、湘南から根本凌が育成型期限付移籍で加入した。さっそく練習に合流し、キレのある動きを見せていた。

 

▼試合に絡んで成長したかった

――鹿屋体育大学を卒業して湘南に加入しました。プロ1年目のここまでを振り返ると。

「自分のビジョンは開幕スタメンに入り、レギュラーに食い込むことでしたが、なかなかうまくいかずにズルズル来てしまったと思います。課題に取り組むなかで、コーチの方々には『良くなっているよ』と言われていたのですが、試合に絡めない状況も踏まえ、もっと成長したいと思って今回、移籍を決断しました」

――試合に出るために潰さなければいけなかった課題とは。

「チームでやるべきことははっきりしていて、自分は試合に出ているメンバーに比べて、守備時に逆サイドに展開させたくないときにガツッと行けないシーンがあったり。自分自身もそこが足りないと感じていたし、チームのやり方に対して、もっと自分なりにかみ砕いて実行できればという思いはあります」

――移籍を決断したのは試合に出ることを優先した。

「もっと成長しなければいけないと感じていたし、練習で成長できる部分と、試合に出ることで成長できる部分と、その両方が大事ですけど、試合に絡むことでもっと成長したいという思いが強かったです」

――栃木から声が掛かったときの栃木のイメージは。

「湘南のチームメイトで(福島時代に)時崎監督の下でプレーしていた選手もいたので、よく話は聞いています。時崎監督が目指すやり方は縦への速さだと思いますが、今年は相手が前から来ていないならば後ろでボールを大事にするというイメージもあります」

――栃木は3-4-2-1をベースシステムにしていますが、その中で自身の特徴やプレー可能なポジションは。

「自分は身長があることと、前線でボールが収まること、それと背後へのランニングは持ち味だと思っています。頂点で起点になり、前向きのシャドーの選手を使うとか、2トップであれば2人だけの関係で崩すとか、2トップは湘南でもやっていたし、1トップでも2トップでもどちらでも対応可能だと思っています」

――シャドーもプレーしていたのですか?

「鹿屋体育大学ではやっていましたが、どちらかといえば、相手に先に身体を当てて前で時間を作るプレー、シャドーを活かすプレーの方が多かったと思います」

 

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