「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

前半早々の数的不利からの奮闘と最低限の勝点1。【J2第23節 いわてグルージャ盛岡戦 レビュー】(22.6.27)

2022明治安田生命J2リーグ第23節

2022年6月26日18時キックオフ カンセキスタジアムとちぎ

入場者数 3,497人

栃木SC 1-1 いわてグルージャ盛岡

(前半0-0、後半1-1)

得点者:56分 根本凌(栃木)、83分 牟田雄佑(いわて)

天候 晴
気温 30.4℃
湿度 58
ピッチ 良

<スターティングメンバー>

GK 1 川田 修平
DF 35 鈴木 海音
DF 16 カルロス グティエレス
DF 15 大谷 尚輝
DF 30 福森 健太
MF 10 森 俊貴
MF 24 神戸 康輔
MF 23 植田 啓太
MF 14 谷内田 哲平
FW 37 根本 凌
FW 29 矢野 貴章
控えメンバー
GK 41 藤田 和輝
DF 3 黒﨑 隼人
MF 17 山本 廉
MF 18 大森 渚生
MF 4 佐藤 祥
MF 7 西谷 優希
FW 32 宮崎 鴻

31分 植田→大森
83分 神戸→西谷
83分 谷内田→佐藤
90+4分 根本→宮崎

 

▼序盤のまずさから早々に数的不利になる

栃木は立ち上がりから攻守にペースを握れず、その流れのまま、前半31分にグティエレスが退場した。

岩手は序盤からスピードのある奥山が「相手のGKDFラインの間にスペースがあったので常に狙っていた」(奥山)。

岩手は背後を狙うボールを徹底して入れてきたが、それに対して栃木のCB勢は「跳ね返すことができなかった」(鈴木)。こぼれたセカンドボールを回収しても、岩手の前線が間髪入れずにプレスに来るのに苦しみ、「自分たちでアバウトなボールをアウトにしてしまったり、そういったところでリズムを少し持っていかれた」(時崎監督)。

前に蹴った勢いのまま前からプレスを掛けてくる、というスタンスの相手を受けてしまっていた。

自分たちがボールを保持したときも、そういう相手をひっくり返すのではなく、足下に付けるパスが多く、相手CB勢に狙われて前で潰されるシーンが散見した。2トップの一方が下がって受ける、その背後をもう一方が狙うといったコンビネーションから背後を取るようなアクションも少なかった。途中にグティエレスが気を利かせて、背後を狙う矢野を走らせるボールを入れていたが、流れを変えるキープレーにはならなかった。

迎えた31分、序盤から背後を狙い続けていた俊足の奥山に背後に抜け出されると、グティエレスが押し倒し、決定機を阻止したと判定されて一発退場となった。

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