「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

首位京都に敗れるも手応えを深める守備精度。佐藤祥「本当にみんなでよくしゃべれている」「迷いがない」【トピックス】(21.10.1)

佐藤祥は前節、首位京都に敗れる敗因となったゴール前のディテールの不足に悔しがりながらも、守備そのものについては引き続き手応えを感じている様子だ。首位京都と対峙した率直な肌感覚と、次節大宮戦への意気込みを聞いた。

 

▼京都に惨敗も守備精度に手応えあり

――京都戦を振り返ると。

「個人的には最後のゴール前のシュートブロックで触れるかどうか、2失点目もスライディングでクロスに触れるかどうか、その差だったと思います。京都に対して準備してきたことがある程度出せましたが、最後の失点が生まれるか否かというギリギリでボールに触れない事実が、J2で首位を走るチームとの大きな差だと感じました」

――ウタカ選手を起点とする1失点目に内側に空いたスペースに左SBの荻原選手に入り込まれました。

「ウタカのところに3人が釣られてスペースが空いてしまったのですが、自分がそのスペースを早めに見つけて埋められたら良かった。それは結果論なので、危機管理の精度をもう少し上げられたらと思います」

――京都はボールサイドに逆サイドのウイングまで集結して崩そうとしていました。ただ、栃木の守備は堅かった。マークを受け渡しながら致命的なスペースを作ることなく進められていたと思います。

「そうですね。うまく守れた感覚はあります。自分のサイドで言えば、ミゾ(溝渕)と(乾)大知君と3人でしゃべりながらマークの受け渡しもできたし、相手はウタカが自由に動く分、逆サイドのシャドーやワイドがボールサイドに来たり、ウタカがサイドに張ったりする。そうなる情報の共有はあったし、うまく対応できていたと思います。そこは良かったのですが、結局は最後の部分だったかなと」

――組織はこなれてきた。

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