「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

ポジティブオーラ全開!! 韓勇太がチーム活動自粛中に考えたこと。「今はチャンスの時期でしかない」【インタビュー】(20.5.21)

今週からチーム活動も再開し、グループごとのトレーニングが始まっている。20日の練習後、韓勇太にチーム活動の自粛期間中の試行錯誤や現状についての思いを語ってもらった。

 

▼自分はまだまだSNSでは影響を与えられない

――一か月ぶりにグループ別のトレーニングを再開しましたが率直な感想をお願いします。

「僕は素直に楽しいですね。みんなと再会できたことが嬉しいです。感染症の対策をしながらの練習になっていますけど、それでもサッカーができる幸せを感じるし、みんなと一緒に練習できるありがたさを改めて感じていますね」

――再開して2日目ですが、今日(20日)も素走りがメインでしたか?

「今日は接触がないようにボールをちょっと触る感じですね。この自粛期間中はボールを使ってトレーニングするのもなかなか出来なかったのでホント楽しいですね。選手同士で練習することがなかなか難しい状況だったので。もちろん、走るトレーニングは自粛期間中も一人でもできましたが、やっぱりみんなで一緒に走る方が気持ちは高ぶりますし 、そういう違いはありますね」

――この自粛期間中はどういうことに取り組んでいたのですか?

「今だから言えるのですが、中断期間に入る直前にケガをしてしまって、そこから一か月ぐらいはあまり動けていませんでした。回復してからリハビリをして、今に至るという感じです。だから自粛期間中にそこまで何かができた、というわけではないんですが、まあでも僕にとっては良い期間になったと思います」

――自粛期間中の一か月半が経過して、ケガも癒えたと。

「そうですね。ケガはだいぶ良くなりましたね」

――この一か月半の間はリハビリをしつつ、ファン・サポーターと Twitter で交流したりしてましたね。どういう思いで始めたんですか?

「何かできないかなと。選手である以上はサッカーで魅せるのが一番なんですが、こういう期間なのでファン・サポーターに楽しみとか勇気とかを与えられないかなと。どういう形でもいいから、自分ができることがないかと思ってやってみました」

――やってみた感想は?

「素直に楽しかったですね。反面、サッカー選手である以上サッカーをしていない自分はまだまだSNS上で影響力が持てないとも感じました。そういうことを考えさせられる期間になりましたね」

――影響力というのはサッカーをプレーしているときの方が当然大きい反応を感じるから。

「そうです。例えば、本田圭佑さんのようなレベルに到達すれば、ああやってSNS上で発信するだけでも相当影響力が持てます。その意味で何かを発信したとしても自分はまだそういうレベルには達していないなと感じて、そういうことでも色々と考えさせられたなと」

――一方、瀬川和樹選手なんかはツイッターを使って色々やっていました。

「面白かったですよ(笑)。自分もサポーター気分で一緒に見ていたし、面白かったですね」

――なかなかあんな風にはやるような選手じゃないと思っていたんですが。

「僕もそんなふうにやるような選手とは思っていませんでした(笑)」

――どうですか、今後、瀬川選手の路線でいくというのは?

「いやそれは(笑)。まあ、ひとり一人オリジナリティというものがあるし、僕の方向性で発信ができたらいいなと思っています。僕のオリジナルは何だろうという考え方ですね。セグ(瀬川)さんと僕は違うし、色んな考えを巡らせながら、自分のオリジナリティを発信できればいいなと思ってます。ファンたちが求めている部分を考えながらやっていこうと」

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