「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

「正直、僕はチャンスだと思っています」 百戦錬磨のGK塩田仁史が語る、うまくいかないとき、苦しいときを乗り越える処世術。【インタビュー】(20.4.21)

▼忘れられない宮沢正史の言葉

自宅や自宅周辺で限定的にやれるトレーニングに励む日々が続いている。GKとしてボールを受けるトレーニングができない上、「目が落ちる」ことは悩みどころだが、すでにポジティブな方へと意識を切り替え済みだ。

「ベーシックな筋トレや体幹を根詰めてやれる時期だし、身体的に限界まで追い込める時期はなかなかないですから。どこまで追い込めるか、僕はいい機会だと思っていますよ」

先の見えないコロナウイルスとの戦いが続くなか、百戦錬磨のGK塩田仁史に聞いてみたいことがあった。

GKのポジションはただ一つ。ピッチに立つGKが安定していれば、たとえ自分の調子が良くてもチャンスが回ってこないことがざらにある。それは、先の見えない戦いに違いない。その戦いに、どう立ち向かってきたのか。どう自分の心に決算をつけてきたのだろうか。

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