「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

「試合に出る、出ないにかかわらず、チームにプラスになる材料になれればいい」栃木SC 赤井秀行、悔いの残らない1年に。

手に『優勝』と書くくらいの気持ちでやる。俺、すぐ忘れちゃうんで(笑)

 

――こうやってちゃんとインタビューするのが久しぶりになってしまった。

「去年は顔を合わせるだけだったですからね。鈴木さん、他の選手のインタビューをするのが忙しそうだったですもん。俺もすっと帰ってましたから()

――去年も話を聞く機会を作ろうと思っていたんだけど、なかなか聞く機会を作れなかった。

「そうですね」

――去年は何がいけなかったのか。開幕戦はスタメンだったから。

「そうですね。開幕戦に出て」

――ナザリト弾が二発あったけれどね。

「はい。開幕戦前のキャンプから開幕戦まで自分の身体は動いていたし、いい感じで仕上がっていたんです。開幕戦のあとの練習で捻挫してしまって、そこで一カ月半とか離脱して」

――離脱して、調子が良かったのが途切れて。

「まあそこはまだしょうがないかなと思ったんです。ケガはつきものなので。それで復帰して、7節の北九州戦(●2-4)で一人退場して試合の最後に出たんです。そこで出て、次の試合の8節岐阜戦(○1-0)だったかな? 自分でスタメンで行くんじゃないかな? と思ったら、また捻挫したんですよ。そこでちょっと気持ちがついていかなくなった」

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