「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【ニュース】栃木SC 今季のキャプテンは廣瀬浩二に決定。

3季連続で栃木SCのキャプテンに就任した廣瀬浩二

3季連続で栃木SCのキャプテンに就任した廣瀬浩二

8日、クラブは今季のチームのキャプテンに廣瀬浩二が決定したと伝えた。廣瀬は一昨季、昨季に引き続き、3年連続でのキャプテン就任となる。

廣瀬はクラブを通じて「3年連続キャプテンを迎えるにあたり、殿堂入りできたかなと思います。去年の悔しさがあり、今年一年で絶対にJ2に戻るという強い気持ちをもってずっと練習してきたので、その中で監督から呼ばれて(キャプテン就任を伝えられ)、自分としては去年の悔しさをぶつけるにあたり、キャプテンということでよりその気持ちをぶつけやすいですし、それをしっかりとチームに伝えていきたいです。自分だけではなくて、大さん(斉藤)や勲さん(本間)、勇人くん(佐々木)のベテラン選手やノリ(山形)もいますし、上の選手が自覚を持ってやってくれ、いろんなひとが良いことを言ってくれるので、それをひとつにまとめて良い方向へもって行けたらなと思います。重荷ではなくて、自分がやりやすいキャプテンとして今シーズンは挑んで行きたいです。
昨年は、サポーターの皆さんに背負い過ぎているのではないかと心配をかけましたが、今シーズンはふっきれて良くなったねと思われるようにやっていきたいと思います。
J3は環境的にも凄く厳しいカテゴリーですので、選手としてはグリーンスタジアムに一人でも多くのサポーターの皆さんに来てもらった中でプレーするのが一番の力になります。そのサポーターの皆さんを呼び込むためのゲームをするので、皆さんぜひ友達を誘ってグリーンスタジアムに応援に来て頂いて、僕達が皆さんを感動させられるようなゲームをします!」と殿堂入りのコメントを寄せた。

 

先月、廣瀬は栃木フットボールマガジンの取材に対して「僕はどちらかといえば、キャプテンがいて、そこに横槍入れるタイプなんで。『おい、キャプテンがこう言っているんだからちゃんとやれよ、お前ら!』みたいな(笑)。そういうタイプなんで、監督がどうするかはわかんないですけど、自分はそういうタイプだなとは思っていますね」と話していたが、いざ横山監督からキャプテン就任を打診され、心を決めたようだ。責任感の塊、廣瀬のことだ。打診されて、やってやる! と思ったに違いない。キャプテンで味わった悔しさはキャプテンで返す――。頼れる男。背中で引っ張れる男。今季も廣瀬浩二の強烈なキャプテンシーに期待したい。

 

なお、副キャプテンには菅和範と尾本敬が就任した。この両名も適役。

クラブを通じて菅は「自分が出来る事を考えて、チームが優勝する為に少しでも浩二さんを支えていけたらなと思います!」、尾本は「浩二さんがやりやすいようにしっかりサポートしていきます!」とそれぞれコメントを寄せた。

 

また、本間勲や山形辰徳ら、いわゆるベテラン勢も「キャプテンじゃなくてもキャプテンのようにチームを引っ張っていく」とその志をクラブに伝えていることを記しておく。みんなで廣瀬キャプテンを盛り立て、チーム一丸となってJ3優勝とJ2復帰を掴み取る体制はできた。

 

チームは8日、宮崎キャンプを打ち上げ、栃木への帰路に着いた。明日と明後日のオフを挟み、3月13日まで残り一ヶ月となったプレシーズンでチーム戦術や個々のパフォーマンスを上げていく。

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