【マッチレポート】J2-38[H] モンテディオ山形戦『望みをつなぐ』(22.9.25)
2022年9月24日(土)
J2第38節 東京ヴェルディ vs モンテディオ山形
16:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]5,503人 [天候]雨時々雷雨のち曇、無風、気温23.3℃、湿度90%
東京V 1‐0 山形
前半:0‐0
後半:1‐0
[得点]
1‐0 ンドカ・ボニフェイス(52分)A森田晃樹2
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。
●東京Vスターティングメンバー
GK1 マテウス
DF24 奈良輪雄太
DF3 ンドカ・ボニフェイス
DF23 谷口栄斗
DF26 加藤蓮
MF18 バスケス・バイロン(66分 佐藤凌)
MF17 加藤弘堅(66分 稲見)
MF7 森田晃樹
MF4 梶川諒太(72分 深澤)
FW30 染野唯月(80分 阪野)
FW29 河村慶人(72分 小池)
(ベンチメンバー:GK21長沢祐弥。DF2深澤大輝。MF14石浦大雅、19小池純輝、25稲見哲行。FW13阪野豊史、27佐藤凌我)
監督 城福浩
■雷雨により約1時間半の中断
空がピカッと光り、ゴゴゴッと空気を震わす音が轟く。
20分40秒のあたりだった。高崎航地主審は笛を吹いてゲームを止め、両チームの選手にピッチから引き上げよと指示した。
誰もいなくなったピッチに、どしゃ降りの雨が降りそそいでいる。ぬかるみをゆくようだった7連戦の最後にコレか。こうなってしまえば待つよりほかない。まったくのお手上げである。
クラブの広報担当が記者席にやってきて、状況を逐一知らせてくれた。スタッフはバタバタしていて大変そうだったが、あいにくこちらは何ひとつ役に立てない。面倒なことを言って時間を取らせないように努めるのみだ。
うだうだと過ごしているうち、雷雲は去って西の空に晴れ間がのぞく。およそ1時間半の中断を経て、17時50分からゲームが再開された。
さて、一旦アイドリング状態にしたエンジンの再始動はうまくいくかどうか。そこは経験豊富な城福浩監督である。細心の注意を払って選手たちをピッチに送り出すだろう。
「ボールがどこで止まるのか、どういう転がり方をするかはわからない。そこで、効率や計算に基づくプレーをしないこと。どんなアクシデントがあったとしても、それを自分たちのほうに持ってくるには走らなければいけない、戦わなければいけないと、身体だけでなく心の準備をさせました。天気予報を見て、おそらく試合が進んでいくうちにボールがスムーズに動くようになっていくだろうと」(城福監督)
東京ヴェルディは勢いよくゲームに入った。完全に緩んでいた僕をシャキッとさせてくれたのは24分の梶川諒太のミドルシュートだ。
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