「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐25[A] ジュビロ磐田戦のポイント(21.8.14)

今季、柴崎貴広の出場した試合は1勝1分1敗。ベテランならではの味を出している。

今季、柴崎貴広の出場した試合は1勝1分1敗。ベテランならではの味を出している。

J2第25節、9位の東京ヴェルディ(勝点36/10勝6分8敗 得失点-3)は、2位のジュビロ磐田(勝点49/15勝4分5敗 得失点+13)と、19時からヤマハスタジアムで対戦する。

■プロ21年目、柴崎貴広の持つ価値

水戸ホーリーホックの森勇人がシュート態勢に入り、柴崎貴広は両足を小刻みに動かしながらセービングの構えを取る。ところが、シュートは身を挺して防ごうとした加藤弘堅の身体に当たり、軌道が変わった。打たれたコースに反応し、すでに身体を倒しかけていた柴崎貴広は崩れ落ちながらボールを見送るしかなかった。

「仮にそのまま飛んでくれば止められていたと思います。ただ、ディフェンスはシュートを止めようとして身体を張ってくれたのでね。誰も間違ったことはしていない」(柴崎)

前節の水戸戦、東京ヴェルディはこうして85分に失点し、同点に追いつかれる。結果、1‐1のドローに終わった。

正しい判断が必ずしも好結果を生むわけではない。考え得る限りのベストを尽くしても、失点を防げないことはままある。プロ21年目の大ベテランは、そんな理不尽をいくらでも経験してきた。

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