「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐11[A] アビスパ福岡戦のポイント(20.8.12)

これまでとは異なる、新たな面を見せ始めた平智広。

これまでとは異なる、新たな面を見せ始めた平智広。

J2第11節、16位の東京ヴェルディ(勝点11/2勝5分3敗 得失点-2)は、8位のアビスパ福岡(勝点15/4勝3分2敗 得失点+1)と、19時からベスト電器スタジアムで対戦する。前節、FC琉球に0‐1で敗れ、無敗ロードは5でストップ。仕切り直しの一戦だ。

■平智広の開く新境地

7月29日のJ2第8節、アルビレックス新潟戦。コーナーキックから高橋祥平のヘディングシュートが決まり、東京ヴェルディは先制する。ゴール裏に駆けていった高橋はサポーターと喜びを分かち合い、仲間からの手荒な祝福を受けた。

歓喜の輪に背を向け、淡々と靴ひもを結び直している選手がいた。平智広だ。これを見て、ああ、平だなあと僕はつくづく思うのだ。まさにその人物を象徴するような光景だった。

得点シーン、平は高橋より先にニアへと走り、相手ディフェンダーのマークを複数引き受けて潰れ役となった。殊勲を立てる選手の裏に、陰の貢献あり。平の献身がなければ、高橋の得点はなかったに違いない。

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