「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【トピックス】短期集中連載『永井秀樹、あの日、あのとき』Scene2(20.4.22)

Scene2.September 23, 1992

■繊細さ、奥にのぞくやわらかい部分

千葉県総合運動場陸上競技場(現在の千葉県総合スポーツセンター陸上競技場)――。

1992年9月23日、Jリーグ初の公式大会であるヤマザキナビスコカップ第5節、ジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド千葉)対ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)の一戦が行われた。

入場者数は1万6607人。翌年にJリーグが華々しく開幕し、一大ブームが到来するが、このときはまだ前兆にとどまる。それでもJSL(日本サッカーリーグ)時代に比べればはるかに客入りはよく、徐々に気運が高まっていた時期だ。

V川崎の加藤善之は右サイドバックで先発出場。両者得点がなく、72分、阿部良則と交代し、ルーキーの永井秀樹が投入される。公式戦で、ふたりは初めて同じピッチに立った。

ゲームは、95分にパベル・ジェハークが得点を決め、千葉が延長Vゴールの勝利を収めている。

(残り 876文字/全文: 1279文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ