「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【トピックス】短期集中連載『永井秀樹、あの日、あのとき』Scene15(20.6.20)

Scene15. March 24 , 2012

■巧さは健在も、起用は限定的にならざるを得ない

沖縄県沖縄市、沖縄県総合運動公園陸上競技場――。

2012年3月24日、JFL第3節、FC琉球は佐川印刷SCを4-0で下し、シーズン初勝利を挙げた。年齢と同じ41番を付ける永井秀樹はベンチに入っていたが、このゲームは出場していない。

琉球の監督は松田岳夫。日テレ・ベレーザを率いて数々のタイトルを獲得し、東京ヴェルディの育成組織の指導にも長く携わった人物だ。2009年、東京Vでは高木琢也監督が成績不振により解任され、10月に監督就任。4勝2分1敗の好成績を残している。

琉球のゼネラルマネージャーを務める田部和良は、欧州各国でクラブマネジメントを学び、国際的なネットワークの持ち主だ。フランスのグルノーブル・フット38の買収に関わり、強化や経営を担ったことで知られる。

ふたりは旧知の仲で、かねてより「いつか一緒に仕事をしたいね」と言い合ってきた。この度、強化のトップである田部が松田を招聘し、念願叶ってのタッグでシーズンに臨んでいた。

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