「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【お知らせ】3月の更新予定(17.2.28)

こんばんは、ライター海江田です。2017シーズンがついに始まりましたね。3月の更新予定をお知らせします。

月 【マッチレポート】

水 【コラム】
木 【練習レポート】

【監督・選手コメント】
  J2試合開催日 【直前インフォメーション】
※【マッチレポート】は試合翌日の更新。平日、土曜開催も。
※予想スタメンは試合前日の更新。
※【コラム】は、【この人を見よ!】【フットボール・ブレス・ユー】【新東京書簡】のいずれか。
※非公開練習や取材の都合により、予定が変更になる場合があります。

開幕に向けて準備を進めるなか、僕の頭にずっとあったのは【マッチレポート】の絵をどうしようか、ということでした。ライターとして会場に出入りする都合、ピッチ内の写真は使用できません。仮にJリーグやクラブの許諾が下りたとしても、自分に取材と撮影の両方をこなす能力があるかは甚だ疑問です。餅は餅屋。おそらく、難しいでしょう。

昨年は各地のスタジアムの写真を載せていたわけですが、それも一巡しました。特にアウェー、どうにかして現場感を出せないものか。いつも男ばっかだから、たまには艶やかな女性の絵もあったらいいのに。いや、そういうのいいからという読者もおられますでしょうが、このへんは自分の問題なんですね。

つまんないなあと自覚しながら、作業している状態が何よりの苦痛なんです。面白くしようとして、結果出来が悪かったのはいい。それは実力不足。だが、自分でも置きにいっているとわかりながら、まいっかとするのには耐えられない。そういう病気なんです。そんなんだったら、やめちまえよと思うわけで。

よって、【マッチレポート】の写真は、サッカーのある街、そこで生きる人を主題に、副次的な楽しみとしてやらせてもらいます。試合前後の時間を使い、やれるだけやってみますが、うまくいかない場合もあるでしょう。そのときは、あいつ空振ったんだなと思ってください。

ここ数ヵ月、読者の支えがさらに手厚くなり、おかげさまで新しい機材を導入できました。ありがとうございます。現状のシステムで考えうる最高クラスのボディとレンズ。完全に言い訳の利かない状況が出来上がっています。あとは僕が技術を身につけ、足を使うだけです。

撮っていてドキドキするのは、やはり人物なんですね。橋口譲二の『17歳』シリーズ(文藝春秋)のような素の貌を焼きつけられたら。あるいはアラーキーの『さっちん』(新潮社)。生きることが、そこに存在していることが、フレームからはみ出す写真を一枚でも撮ってみたい。そんなふうに燃えています。

海江田哲朗 拝

 

ランド百景 2017.2.24

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