大宮花伝

【★無料公開】手話応援で「愛してるぜ」。チームの5試合ぶり勝利を後押し。【京都サンガF.C.戦/応援席レポート】

▼手話応援デーは「負けていない」

大宮アルディージャは6月8日、NACK5スタジアム大宮でのJ2第17節、京都サンガF .C .戦で「手話応援デー」を実施し、31の勝利を手話応援で後押しした。「サッカー応援も、ノーマライゼーション」を合言葉に、障がいを持つ方も、ない方も一緒になって手話で応援歌の「愛してるぜWe are ORANGE」を披露して声援を送った。

2006年にスタートした手話応援は、中断期間を挟んで2011年に再開。今回で第11回目を迎え、毎日興業株式会社代表取締役会長の男澤望実行委員長は「最初は実行委員も5、6人くらいだったが、今は60人の方々が段取りをすべてやってくださっている。だんだんと大きな規模になり、どんどん盛り上がっている」と話す。

スタジアム内には手話応援啓発ブースなどが設置され、障がいを持つ方が手話指導するなど、「交流がある。(関心を持ってもらい)手話サークルに行っていただけるようになる」と男澤委員長。手話応援デーは「負けていない。熱い応援で選手を奮い立たせたい」との言葉通り、チームの5試合ぶり勝利に一役を買った。

Photo & Text by 松澤明美

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