「ゼルビアTimes」郡司聡

“ファイナルアンサー”は布陣変更。最終形態を導き出した「守備の逆算」【検証・シーズンレビュー2023⑤】

J2優勝・J1昇格という目標達成で幕を閉じた2023シーズン。目指す景色に辿り着くまで、“黒田ゼルビア”はどんな道を歩んできたのか。計4回掲載予定(5回に変更)のシーズンレビューで検証する。

昇格決定試合でも先制点。宇野禅斗の覚醒が原動力に

▼[3−5−2]採用が宇野禅斗の覚醒に寄与

ポゼッションが肉付けされたいわきFCに対して、自慢のプレスワークが剥がされた衝撃的な敗戦は、ある種の“ショック療法”となった。ラストスパートを目論む町田が目標としてきたJ2優勝・J1優勝へ駆け上がるための方法論が問われる中、コーチングスタッフが打ち出した解決策は“意識改革”ではなく、布陣変更だった。

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