“勝てば官軍”の典型例!? 手放しで喜べない勝利は、ラスト2への戒めか【ツエーゲン金沢戦/マッチレビュー】
■明治安田生命J2リーグ第40節
10月29日(日)14:00キックオフ
町田GIONスタジアム/11,181人
FC町田ゼルビア 1-0 ツエーゲン金沢
【得点者】町田/3分 平河悠
▼したたかに奪った先制点
“電光石火”の先制点だった。
3分、下田北斗のサイドチェンジから右サイドへ進入した町田はバスケス・バイロンからのマイナスのクロスを鈴木準弥が前線へ配球。相手DFのクリアボールが後方に飛ぶと、その軌道の先には平河悠がいた。相手にとって危険なエリアに進入した平河が左足でのダイレクトシュートを流し込み、町田が開始早々に先制点を奪うことに成功した。
相手の隙を突き、先手を奪えた町田としては、ツエーゲン金沢イレブンが浮き足立つ間に追加点を奪うことが理想的。そして町田は序盤のうちに一気に畳み掛けようと、傘に掛かって相手陣地に攻め入った。
6分には再び相手DFのクリアボールが後方に飛ぶと、そのボールを回収したバイロンが好機を創出。しかしバイロンは相手GK中野小次郎の守備範囲にシュートを放ってしまい、チャンスをフイにした。直後の7分、町田は荒木駿太と平河の連係プレーからボックス内に進入し、平河が右足を強振。GK中野はボールを後逸したが、枠内には飛ばず。直後のCKもゴールには至らなかった。
トドメを刺せなければ、次第に相手チームのペースになることは、“サッカーの宿命”。「自分たちの時間帯もあった」と振り返った藤村慶太の言葉も、決して強がりではなかった。
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