【★フリー公開】謎の練習生の正体は? 地元・名護高校の星 #仲村光羽 選手「止める、蹴るは当たり前で…」【蔵出しキャンプレポート2025】
チームは2週間の沖縄・名護キャンプを終え、三輪緑山ベースを拠点に、J1リーグ開幕に向けたチーム作りを推し進めています。実はいろいろなことがあった名護キャンプ。短期集中連載で【蔵出しキャンプレポート】をお愉しみください。
全体練習後、コミュニケーションの相手は?
▼「憧れの選手が藤尾でいいの?」(???)
1月15日から3日間の予定で町田のキャンプに参加した地元・名護高校2年生(新3年生)のFW仲村光羽 (なかむら・こうは)選手。初日を終えての所感は?
練習を見つめる仲村光羽選手。真剣です
(3日間の練習参加のうち)初日の練習に参加してみて、高校とはパススピードもトラップの質も違うことを痛感しました。またセットプレーも見させていただきましたが、その中での声掛けや体の向きの対応の仕方も高校年代とは全然違いました。止めて蹴るの部分は当たり前ですけど、マークしている選手に対しての責任が伴うし、スペースを埋めるために味方の声掛けもあって、話している内容も全然違いました。
昨年も町田さんのキャンプに参加させていただいた中でメンタルが高校年代とは違うことも感じました。キャンプ期間中はメンタル的にもキツいだろうけど、みなさんが頑張っている姿を見て、自分がキツい状況の時、どう立ち直っていくかを考えるようになった結果、チームの中で自発的に声を掛けるようになりました。
身長は157cmで学校でも小さいほうですが、体が小さい分、高さで勝てないので、自分でマークを外してボールを受けて、得意のドリブルで勝負する状況を作ることを考えています。確かに体の大きい選手が多く、実際に圧倒されることもありますが、パワーがあって筋力にも優れた選手に対して、自分をどう生かせるか。練習参加の期間で考えていくのも挑戦だなと思っています。
昨年は少ししか喋ることはできませんでしたが、今回は初日からリラックスしてできました。(バスケス)バイロンさんには全体練習後に声を掛けていただきました。優しさを感じました。でも最初の自己紹介で憧れの選手を藤尾翔太選手と答えていたので、「憧れの選手が藤尾でいいの? オレだろ?」って薄っすらと突っ込まれました(笑)。
憧れの的はこの選手。美容男子の道も?
藤尾選手はゴール前へ入るスピードも速くてフィジカルも強く、ポジション取りがうまいですし、昨季も点をたくさん取っているので、自分が目指したい選手として憧れています。髪を染めなきゃ、ですか? 高校を卒業したら考えます(笑)。
これからについては全国大会に出て自分に注目を集めて、大学を通じてでも自分の目指すところへ行きたいです。
バイロンさん。いい人ね
時折こぼれる笑顔はティーンの横顔
高校最終学年へ。キャンプの成果を糧に!!