「ゼルビアTimes」郡司聡

チーム最古参選手との別離。84年組・中島裕希の胸中【三輪緑山ニュースレター】

天皇杯・横浜FM戦後の一幕。熱いワンシーンだ

▼「いつもは聞こえてくる声が…」

中島裕希は、実感していた。心にポッカリと穴が空いたような心境とは、まさにこのことを言うのだろう、と。

ピッチに響きわたる、味方を鼓舞する声。これまでは自然発生的に聞こえてきた声が、急に、パタリとなくなった。深津康太が去った三輪緑山ベースは、どこか物寂しげだった。

「チームを締める声とか、いつもは聞こえてくる声が聞こえてこなくなりましたから、やっぱり寂しいですね」(中島)

本人の最終決断は、

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