「ゼルビアTimes」郡司聡

「決定的なことがあった」3.31。停滞期打破へ、試行錯誤の明と暗【検証・シーズンレビュー2022②】

「3年以内でJ1を目指せるチーム作り」(唐井直GM)を旗印に掲げ、2020シーズンのランコ・ポポヴィッチ体制発足とともに策定した3カ年計画。今季は勝負の年となるラストイヤーだったが、J1昇格レースに本格参戦することなく、15位でシーズンを終えた。1年目の19位を経て、2年目に5位へとジャンプアップした町田の戦績が、なぜ今季はそこまで落ち込んだのか。多角的に分析したシーズンレビューがスタート。第2回は8戦未勝利の停滞期を含む第1クールの中盤戦から終盤戦までをクローズアップする。

【シーズンレビュー今後の掲載予定】

・シーズンレビュー編(計4回予定)
・チーム編成編
・ポポヴィッチ監督編

※2〜3日間隔で掲載予定

来季加入内定の平河悠はシーズン当初から戦力化していた

▼新鋭アタッカーを巡る“綱引き”

前半に3点を奪い、大宮アルディージャを寄せ付けず3−0で快勝した翌日にあたる3月31日。のちのちにランコ・ポポヴィッチ監督が「決定的なことがあった」と語ることになる緊急事態が起きた。それは指揮官と強化部がコミュニケーションを図る中で発生したことだった。

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