J1第7節全試合振り返りLIVE(J論)【3/31(月)22時】

「ゼルビアTimes」郡司聡

【モンテネグロリーグ優勝記念インタビュー・後編】︎加藤 恒平選手(FKルダル・プリェブリャ所属)/『うまくいかないときは、厳しい言葉が外国籍選手に向けられるものが多い。でも、そういうことを含めて“海外”だと思う』(3,837文字)

2012年にFC町田ゼルビアでプレーしていたMF加藤恒平が、海を渡ってから2シーズン。加藤はFKルダル・プリェブリャでモンテネグロリーグの頂点にたどり着いた。優勝記念インタビューの後編は、2年間生活する中で感じたモンテネグロ人の国民性や、チームでの苦労、そして自身のキャリアにおける将来像など、その話は多岐にわたっていた。

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▼モンテネグロ人の国民性は……

 

——2年間、モンテネグロで生活をしてきて感じたモンテネグロ人の国民性は?
「怠け者と言っては言い過ぎですが、ルーズな部分があるかなと。例えば、街の道路工事も30メートルぐらいのロータリーしかないところの工事が、1年ぐらい経ってもまだ終わっていない。『いつ完成するんだろう?』と見ていますが、一向に完成しない(笑)。全然進んでいないんですよ。人がいるときといないときがあるので(笑)」

——食事はいかがですか?

「お肉が多いですね。じゃがいもと肉とペンネとか。自炊ですか? 現地ではホテル泊なのでキッチンがない。外国籍選手と地方から来ている選手がホテルで生活をしています。食事はスタジアムでとれるので、そこで食事をして、ホテルに帰るという生活です」

——モンテネグロ人のキャラクターは?
「みんな基本的にええ奴です。セルビア語を話すようになってから、壁がなくなりましたね。最初は英語しか話せなかったのですが、英語を話せる選手はチームでせいぜい2、3人だから、英語を話せる人で固まってしまう。セルビア語を話せるようになってからは、向こうから話かけられるようになったし、セルビア語で返事ができると、『お前、セルビア語うまくなったな』と言ってもらえます。ルダルに入って半年ぐらい経ってから知り合った人と、1年ぶりぐらいに会ったときにセルビア語で話をしたら、『お前、そんなにうまくなったの?』と言われたりはしています。もう独学。聞いて話すだけで、スペルは分かりませんけどね。英語も話せる奴に『これどういう意味?』と聞きながら、教えてもらうことの繰り返しで、ある程度話せるようにはなりますが、Facebookでやり取りをするときは、『(文字を)どうやって書くんやろ?』とはなっちゃうけど、1対1で話すときは大丈夫です。でもグループで話しているときは難しい。

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