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【無料記事】山田康太「新しいチームメイトとプレーしていく中で楽しさや新たな発見もあって、また一つ選手としても成長できると思う」……3/11 練習後コメント

 

■山田 康太

──加入したばかりで前節・町田戦でさっそくプレーしましたが、コンディションは?

「正直に言ったら、あまり良くないです。先週からまだ数少ないトレーニングしかできてないですし、新しい環境ということでまだ探り探りなので、ここからですかね。自分のコンディションもそうだし、周りとの連携だったり、まだまだかなと思います」

 

──町田戦では短い時間の中でもインパクトを残せたと思いますが?

「自分自身は何かできたとはまったく思ってないし、実際ゲームも負けてるので……。自分としてはやってきたことがないシステムで、5バックで引いて、[5-4-1]のシャドーに入ってディフェンスのときはサイドに下りて守備をするというのもやったことがないので、ヨモさん(四方田監督)の要求を毎日学びながら、チームが勝つために、自分がミスをしてからでは遅いので、練習から集中力を持って、チームに貢献できるようにやっていきたい。自分がやりたいプレーというより、求められてるプレー、チームのためにやれることをやっていけたらと思います」

 

──この約1カ月間はどこかで練習を?

「チームを探し始めてからは自分なりにという形だったので、毎日強度を高くトレーニングするのは難しかったです。100%のコンディションにはまだまだ持ってこれていないですし、もっと強度も出せると思っています。やっぱりワンプレー、ワンプレーでかなり回復が遅いし、キレが出ないと感じてるので、そこはもう毎日やっていくしかないと思います」

 

──横浜FCに移籍した決断、覚悟は?

「クラブとして予算も含めて難しいものがある中で、開幕も過ぎたタイミングで声をかけていただいたのはイレギュラーなことだったと思いますけど、話をまとめてくれたクラブの方にまず感謝したいです。こうやってまた新しいチームメイトとプレーしていく中で、楽しさや新たな発見もあって、自分ももっとやらなきゃいけないと思うので、また一つ選手としても成長できると思いますし、頑張りたいという気持ちでいます」

 

──横浜FCはなかなか点が取れずに苦しんでいる状況ですが、山田選手はどう見ていますか?

「クロスに人数をかけて入るところに良さがあって、そういうときは雰囲気が出ていると思います。でもそれが、やっとボールを前に運べて、そこで『早く(クロスを)上げなきゃ』と思ってしまったときは、(櫻川)ソロモンが中で一人で競ろうとしてなかなか雰囲気も出ず弾かれて、自分たちも間延びしてセカンドを拾えなくて、また行ったり来たりになって攻守においてパワーを出せていないと感じています。自分が入ったら、前で少し時間を作るプレーだったり、味方としっかりボールを運んで、人数をかけて相手陣地に入って、その中で数人が絡んでクロスを上げきるとかより良い形でクロスを上げたり、中に人数をかけたりできれば、こぼれ球も拾えてくる。もちろんクロスからそのままゴールというシーンも増えると思うので、ビルドアップで助けになりながら、前で時間を作るプレーだったり、ゴールやアシストを自分ができ始めれば、チームの調子も良くなると思います」

 

──今日のトレーニングでも周りを見てワンタッチではたいてスピードアップするようなプレーが目立ちましたが?

「ただ、試合中にあの距離感でいられるかがチームの課題としてあります。トレーニングでは狭いところでやっているので、技術がある選手がそろえばああいう形も出ますけど、試合でどれくらいそのシーンが出せるかというのがあって。やっぱり人数をかけて押し込んでいかないと近い関係でコンビネーションも生まれないので、相手陣地でプレーする時間を増やせれば、技術がある選手もいますし、もう少し良いサッカーができると思います」

 

──今日は前節の振り返りのミーティングもあったと思いますが、どんな話が出ましたか?

「セカンドボールを拾うことですね。町田戦では(ロングボールを)蹴られて、それに対して準備はしてるつもりでもセカンドを拾われて押し込まれるシーンが増えていました。そこを各々がもっと強度高くやるべきなのか、チームとしてもう少しコンパクトにしっかり陣形を取って拾うべきなのか。それは相手チームにもよって、次はセレッソが丁寧にボールをつないでくるならどうするのか。相手に対してどういうことが大切かというテーマをもう1回頭に入れてというところでした。攻撃では背後に抜けるタイミングの微調整くらいで、やっぱり守備のところで修正がかかったと思います」

 

──奪う位置が低いと攻撃も難しくなるので、まず守備で押し込まれないようにと?

「そうですね。あとは失点してしまうとゲームが難しくなってしまうので、まずは(失点)ゼロの時間を増やすじゃないけど、自分たちの良さはそこから出てくるところがあるので。相手も焦れてきたり、それで自分たちもチャンスが増えてきたらどう転ぶか分からない試合になる。90分間を通して攻撃で主導権を握るのはなかなか難しいので、守備でリズムを作ることも大事で、そこはネガティブじゃなくて全員が前向きにというか、ポジティブなイメージを持って守備もできていればもっと良いゲームが増えると思います」

 

──背番号76を選んだのは?

「子供の名前に漢数字の『七』が入っていて、『7』が入った数字にしたいと思ってたんです。最初は70番とかでいいかなと思ったんですけど、強化指定か誰かつける予定があるのかダメって言われて、それで何となく76になりました(笑)。だから意味はないです。大きい番号をつけたかったわけでもないですけど、17とか27でも良かったですけど埋まってましたし。まあ、愛着のある番号になるように頑張ります」

 

──マリノスユース時代にトップチームに中村俊輔コーチもいらっしゃった?

「はい。2種登録で練習に行かせてもらって、僕は一方的に記憶にありますけど、シュンさんはたぶんないんじゃないですか(笑)。コミュニケーションを取ってくれますけど、昔の話をするわけでもないので」

 

──今は選手とコーチという間柄になりましたが?

「やっぱりシュンさん(中村俊輔)がかけてくる言葉は何かスッと入ってくるというか、自分としては憧れの選手の一人でしたし、その人がスタッフという形でアドバイスだったり、目の前に試合に臨んでいくところで、特別な思いというか、『やらなきゃな』と思うときはありますね」

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