流れを引き寄せ、勢いをへし折る……2024-J2第13節・水戸戦(H)マッチレビュー
▼2024明治安田生命J2リーグ 第13節
5月3日(金) 14:03キックオフ/ニッパツ三ツ沢球技場(6.656人)
横浜FC 2-0 水戸ホーリーホック(Jリーグ公式サイト)
【得点】
52′ 横浜FC/カプリーニ
67′ 横浜FC/岩武克弥
先制ゴールは、意外な形から転がり込んだ。
前半の半ばから主導権を握った横浜FCは、0-0で折り返した後半立ち上がりも水戸を押し込んでいた。52分、水戸の20歳のGK春名竜聖がルーズボールをキャッチすると、ロングキックに備えて水戸のフィールドプレーヤーはラインを前方に押し上げた。春名はボールを持ったままペナルティエリアの右前方に歩く。目の前には髙橋利樹が牽制のために残っていたが、春名がキックモーションに入るのを見て自陣に引き上げようとした。ところがボールはライナーで髙橋の背中に当たり、ペナルティアーク付近に転がったのである。
ボール付近は無人。春名は慌ててゴールへと戻る。髙橋は当てられた衝撃もあってか、状況の理解が一瞬遅れたように見えた。「絶対に自分が行こうと思っていた」と悔しがるが、それよりも早くボールに駆け込んできたのはカプリーニ。腿でボールを前に押し出してコントロールすると、中途半端な春名の位置を見てしっかりゴール右隅に流し込む。左コーナー付近にベンチメンバーが飛び出し、歓喜の輪が広がった。
【選手交代】(横浜FCのみ)
71′ 潮音→ユーリ、村田→中野、髙橋→ソロモン
78′ 伊藤翔→新井
83′ カプリーニ→拓海
▼若い水戸が勢いで序盤を席巻
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