『立ち上がり15分』を掌握せよ!……2023シーズンJ1第31節・札幌戦(A)プレビュー
■今節の相手:コンサドーレ札幌
▼基本情報
【横浜FC】
18位/勝点26/6勝8分16敗/得点26/失点52
主な得点者:小川航基(6)、マルセロ・ヒアン(3)、井上潮音(1)、伊藤翔(2)、林幸多郎(2)、山下諒也(2)、ユーリ・ララ(2)、ほか
主なアシスト:近藤友喜(3)、カプリーニ(2)、山根永遠(2)、マルセロ・ヒアン(2)、ほか
出場停止:なし
【札幌】
14位/勝点33/8勝9分13敗/得点51/失点57
主な得点者:浅野雄也(10)、金子拓郎(8)、スパチョーク(7)、小柏剛(5)、田中駿汰(4)、荒野拓馬(3)、菅大輝(3)、駒井善成(3)、小林祐希(3)、ほか
主なアシスト:小柏剛(6)、金子拓郎(4)、浅野雄也(3)、ルーカス・フェルナンデス(3)、ほか
出場停止:仲川輝人
昨季の成績:10位
▼前回対戦を振り返る
第10節(4/29)、ホームで1-4の敗戦。横浜FCは前半1分にスローインを投げ入れた近藤がペナルティエリア内に入り込み、こぼれ球を押し込んで先制。しかし39分、相手のパントキックにンドカ・ボニフェイスが足を滑らせ、浅野雄也にミドルシュートを撃ち込まれ追いつかれる。前半終了間際にも失点し1-2で折り返すと、後半にも浅野に決められるなど大敗を喫した。開幕から勝星がないまま、この敗戦がトドメとなって、横浜FCは今季のコンセプトにしていたビルドアップからの組み立てと[4-2-3-1]のシステムを打ち切り、カウンター攻撃に重きを置く3バックの現体制へと移行することとなった。
札幌は今季も『ミシャ』の愛称で知られるミハイロ・ペトロヴィッチ監督らしい超攻撃型サッカーを貫き、前半戦はリーグ最多の38得点を記録して8位で折り返した。しかし後半戦はここまで13得点にとどまっている上に、もともと多かった失点はついにリーグワーストの57失点を数え、13試合で1勝3分9敗、順位も14位に落ち込んでいる。夏まで8ゴール4アシストで攻撃をけん引してきた金子拓郎(→GNKディナモ・ザクレブ)の移籍が失速の最大の要因だろう。そのほか中島大嘉(→名古屋グランパス)西大伍(→いわてグルージャ盛岡)らが夏の移籍期間でチームを離れ、GKの高木駿(←大分トリニータ)を獲得している。
▼過去2戦の手応えが勝点3に結実
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