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HAMABLUE PRESS

【無料記事】カズ、横浜FCの練習に参加 「(中村)俊輔と組んで2トップ気味にやったので楽しかった」(三浦知良)

 

カズこと三浦知良が今日20日から横浜FCの練習に参加している。

5月末にポルトガル2部のオリヴェイレンセから帰国し、J-GREEN堺での調整を経て、昨季所属した鈴鹿ポイントゲッターズの練習に参加していた。18日にはノエビアスタジアム神戸へ訪れてイニエスタに花束を贈呈し、横浜FCとのルヴァンカップの試合を観戦。次にプレーするチームは6月中に決定するとしている。

昨季からチームを離れたが、あくまで期限付き移籍であり所属元は今も横浜FC。7月以降も横浜FCからの期限付き移籍を続行すると見られる。

チームは明日の天皇杯2回戦・岩手戦を前にオンライン会見を行ったが、そこに合わせてカズも取材対応を行った。話題がとっちらからないように順番を入れ替えているところもありますが、ほぼ全文を紹介します。(トップ写真/©︎YOKOHAMA FC)

 

※質問者の所属(質問順)
(A)……スポーツ報知
(B)……ハマプレ
(C)……NHK
(D)……東京中日新聞
(E)……ニッカンスポーツ

 

 

■三浦 知良

──キャンプ以来久しぶりに横浜FCの練習に参加されての印象は?(A)

「あのときはシーズン前だったのでまた違った雰囲気でしたが、今はシーズン中で、明日も天皇杯を控えた前日だったので、練習もそこまで強い負荷ではなかったです。キャンプのときより雰囲気は柔らかいと思いました。知ってる選手ばかりでしたし、今日は(中村)俊輔も練習に参加していたので、俊輔と組んで2トップ気味にやったので楽しかったですね」

 

──中村俊輔コーチと2トップを組んで、得点は生まれましたか?(B)

「3分間を2セットくらいだったので(笑)、なかなかシュート場面もなかったです。ただ1、2回、中盤でパス交換ができたので、それで今日は満足です」

 

──日本に戻ってきて、知ってる選手、スタッフもいて、やはりリラックスできますか?(A)

「そうですね。でもポルトガルでもブラジルの選手も多くてグラウンドの中でのコミュニケーションは取れていたので、向こうでもリラックスしてやれていました。それほどの違いはないかなと思います」

 

中村俊輔コーチと会話しながらアップ中のカズさん(©︎YOKOHAMA FC)

 

 

──6月末までには次の所属先を決めたいとおっしゃっていましたが、報道レベルではオリヴェイレンセ、鈴鹿ポイントゲッターズとお話をされていて、去年の冬にはYSCCからもオファーがあったと聞いていますが、現在はどういう状況ですか?(A)

「それはちょっと言えないですね(笑)。でもどのクラブも誠意をもって話をしてくれていますし、いろんな条件面も言ってくれているので、あとは自分自身が決めるだけかなと思います」

 

──日本に戻ってきて大阪(堺)、鈴鹿、横浜FCでトレーニングしてきてコンディションは?(D)

「いつどこに行っても大丈夫なように、しっかり整えています。最低限というか、できるだけのことはして整えておきたいなと思っています」

 

──明日の横浜FCの天皇杯2回戦は視察されますか?(A)

「自分のコンディション次第ですね。明日もここでメンバー外の練習をやると思いますし、午後はいつも通り夕方過ぎまで体のケアがありますので、あとは夕飯の時間によるかなと。まあできることなら見にいきたいと思っています」

 

──先日、ノエビアスタジアム神戸で横浜FCとのルヴァンカップの試合に訪れていましたが、横浜FCの戦いぶりをどうご覧になりましたか?(B)

「神戸戦は非常に良かったんじゃないかなと思いますね。たくさんのチャンスを作っていましたし。早い時間にヴィッセルが一人退場になってボールを持つ時間が増えたので、そのぶん攻撃的に行けたのかなと。ただ相手が10人になったからといって必ず勝てるかというとそうではないのがサッカーだと思いますけど、その中で3点取りましたし、それもたくさんのチャンスを作りました。特に前半は非常に素晴らしい出来だったと思います」

 

──ポルトガルで横浜FCの試合を視聴できるのか分からないですけど、情報なども気にされていたのでしょうか?(B)

「僕がチーム(横浜FC)の中にいたこともあって、周りの選手も横浜FCの試合結果を非常に気にしてくれていました。いつも午前中の練習が終わるころの時間帯に(横浜FCの)試合があったんですけど、映像なんかも僕に見せてくれたりしましたし、スコアは常にほかの選手が教えてくれていました。今はテクノロジーの時代ですぐに映像も結果も分かるというのは、僕がブラジルにいたころはそんなことはなかったので、すごいなと思いながらいつも結果を気にしていましたね」

 

──厳しい結果がどんどん届いていたと思いますが、どう感じていましたか?(B)

「特に最初の2カ月、10試合くらいは勝てなくて、J1の厳しさ、どういう戦い方が一番正解か、その正解を見つけるまでというのは時間がかかると思います。横浜FCはJ1の戦い方がまだ定まってなかったのかなと最初は思っていました。やはり5月に入ってからは、しっかりした守備からポイントを取る堅いサッカーに変わって、それが今のJ1での戦い方としては良いのかなと。最初の2カ月は非常に厳しかったですけど、メンバーも変わっていますし、いろいろ大変なのかなと思って見ていました」

 

──ノエスタではヴェルディ時代の同僚だった永井秀樹さん(神戸スポーツダイレクター)とご一緒でしたが、どんな話を?(B)

「良いサッカー、内容のあるサッカーで結果を残す、勝つというのがベストなんだけど、なかなかそうやって理想で勝っていくのは難しい。というような話を少ししましたね」

 

──永井さんはヴェルディで監督をしていたころにカズさんを獲得したいという話を何度かしていました。現在は神戸の強化部門のトップにいらっしゃるわけですが、そういう話は?(B)

「なかったですね(笑)」

 

サウロ・ミネイロとポルトガル語でコミュニケーション(©︎YOKOHAMA FC)

 

 

──ポルトガル2部のチームでプレーされて、1部リーグもご覧になっていたと思いますが、ポルトガルリーグの競争力、選手を成長させる環境はどう感じられましたか?(C)

「外国人枠がフリーということもあって、ブラジル人が基本的には多いですが、フランス人も僕のチームにいましたし、1部にも2部にもアフリカ系の選手が多いですし、オーストラリアとか本当にいろんな国の選手がいて、それも若くてギラギラした選手が多い。サッカーも非常にアグレッシブで、ゴールに向かうパワー、まずゴールに向かうことが正解というか、そこに向かう気持ちがあれば監督もサポーターもその選手を褒める。まず前に進むということを優先順位として持っているので、その辺は競争力も含めて、FWにとっては良い環境だと思います。お互い攻撃的に試合を進めるので、ゴール場面でやりあうチャンスが多いので、FWにとっては面白いリーグだなと思いますね」

 

──中村航輔選手が代表に復帰しましたが、GKにとっても成長できるリーグでもありますか?(C)

「僕も何回か中村航輔選手の試合を見ましたが、攻撃されることも多いので、シュートが飛んでくる数も多いです。僕らの2部のリーグでもそうですけど、練習をやっててもシュートの音がまず違うので。キーパーにとっても成長するには非常に良い場所かなと思いますね。ディフェンスの選手でも、ペナルティエリアの外からでも常にシュートを打つ気持ちをもってプレーしていますから、キーパーにとっても非常に面白いんじゃないかなと思います」

 

──井原正巳さんが先日レイソルの監督に就任しました。ゴンさん(中山雅史)も沼津の監督をやっていますし、服部年宏さん、戸田和幸さんと年下の(日本代表経験のある)指揮官も増えてきましたが、彼らの下でプレーするイメージは?(C)

「特にないですね(笑)」

 

──オファーがあれば考えますか?(C)

「そうですね。でもオファーしないと思います。やりにくいんじゃないですかね(笑)」

 

──逆に彼らの姿を見て、監督としてピッチに立つイメージは?(C)

「まったくないですね。考えたこともないです」

 

 

長谷川竜也(左)にとっては静岡学園高の大先輩にあたる(©︎YOKOHAMA FC)

 

 

──代表戦は注目していますか?(E)

「いつも楽しみにしています。この間の試合(エルサルバドル戦)も楽しみにしていてもちろん見ましたし、今日(ペルー戦)も楽しみにしています」

 

──第二次政権となった森保一監督に期待することは?(E)

「監督という職業は大変だと思います。特に代表ともなるとすべての期待を背負ってやるわけですから、自分の思っているサッカーをしっかり選手と一緒に作っていってほしいなと思います。こないだワールドカップをやったばかりと思っていたらまたすぐにW杯予選も始まりますし、あっという間なので、今素晴らしい選手がたくさんいますから、その選手たちが躍動できるように引っ張っていってほしいと思います」

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