混沌J2の今後を展望するLIVE(J論)【4/10(木)21時】

「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

いよいよ開幕戦。システムはどうなるのか? 新進気鋭の樺山に大きなチャンスも。 明日が待ちきれない [J1節 川崎戦プレビュー]

 

喜田、扇原、マルコス、そしてチアゴの4選手がチームの先頭に

 

 開幕戦前日に今季のキャプテン、副キャプテンが発表された。キャプテンには3年連続で喜田拓也が就任し、副キャプテンに扇原貴宏、マルコス・ジュニオール、そして新たにチアゴ・マルチンスが加わるという陣容だ。

 

 

 喜田を単独キャプテンとする采配に驚きはない。むしろ一昨年、そして昨年と3人キャプテン体制にしたことのほうが違和感。名実ともに背番号8がチームの先頭に立ち、引っ張っていく。それに呼応するように扇原をはじめとした副キャプテンがサポートしていく姿が自然だろう。

 チアゴの“入閣”についても、普段の立ち居振る舞いを見ていると納得だ。この人事については喜田キャプテンのコメントを引用したい。

 

 

「彼はストレートに物事を言える選手でそういったパーソナリティを持っている。感情も表に出す熱さがあって、勝負へのこだわりを表現できるし、影響力を持っている。そういったところでチームを引っ張っていける性格でもある。それから彼はブラジル人だけど、日本語も一生懸命覚えようとしている。サッカー選手としての能力は一目瞭然だと思うし、普段からの姿勢もみんなが認める選手だと思う」

 戦える、言える、そういったアクションの姿勢こそがチアゴの魅力であり、さらにチームを強くしていく要素となる。チームの雰囲気を盛り立てる水沼宏太いわく「まだまだ静かなチーム」であるマリノスにとって刺激となるに違いない。

 

3バックを続けてきた理由と開幕後も続けていく可能性。仮説を立ててみた

 

 さて、開幕戦である。

 マリノスは125日に始動し、130日から石垣島で一次キャンプ、211日から二次キャンプを行った。

 すでに各所で語られているように、そのほとんどの時間を3バックで過ごしてきた。中央に畠中槙之輔、左にチアゴ、右に新加入の岩田智輝というセットが先発の最有力候補なのは間違いない。

 

 

 では、なぜ3バックにしているのか。多くを語らないポステコグルー監督だが、一次キャンプの終わりにこんな話をしていた。

 

ヨコエク

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