風下に立った後半、岡山に圧倒され5敗目【2025 J1第9節vs.ファジアーノ岡山 Report】

悔しさが募る敗戦。Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

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「あとは前の仕事」と、仲川輝人。Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)
4月6日、FC東京はJFE晴れの国スタジアムでJ1第9節に臨み、ファジアーノ岡山と対戦。1-0で敗れた。前半に多くのチャンスを創出した東京だったが得点なく折り返し、迎えた後半16分、田部井涼の左足シュートで失点。選手交代も奏功せず、そのままのスコアで試合を終えた。
シュート数4本の岡山に対して10本と上回った東京だったが、1本も決められず無得点。第9節終了時点でゴール数は6得点と少ないままで早くも5敗目を数えた。仲川輝人は「ここで下を向いていても意味はない。連戦なので、いいリカバーをして、いい準備をするしかない。悪い流れというか、勝てない時期はぼくも経験しているし、そこでチーム全員がどこをめざすか、どこにベクトルを向けてこのサッカーをやり続けるかというところが、いま一番耐えるところ。それをやり続けて勝っていくことで、このチームは変わっていくので。あとは前の仕事です」と言い、次節柏レイソル戦に向けて切り替えていた。
◆後半の失点後、追撃する態勢ををとれず
「勝たなければいけない試合でしたし、前半で2、3本チャンスがあってそこを決めきれないと1本のシュートでひっくり返されてしまう、本当に典型的な悪い試合でした」
白井康介がこう総括した通りの試合だった。前半はほぼ東京が圧倒、前半28分のピンチも全員がゴール前で身体を張ってしのいだが、後半は風上に立った岡山のペース。後半2分の岡山のシュート場面はVARでオフサイドと認められ失点を免れたものの、後半16分、木村誠二のクリアが小さくなったところを田部井に拾われ、ドライヴがかかった軌道のシュートを撃たれた。野澤大志ブランドンの頭上を越していったスーパーな一撃が分岐点だった。
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