バングーナガンデ佳史扶、攻撃面に手応え。「観ていて楽しいサッカーを突き詰めていきたい」【2023 J1第29節 FC東京vs.ガンバ大阪 Preview】

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)
J1第28節サガン鳥栖戦は、FC東京がチームとして準備したものだけでは対応しきれず、森重真人が一列前に出たり、渡邊凌磨がサイドバックの位置に顔を出したりと、個人の判断で修正をかけたところが目についた。ピッチ上の修正はほかにもあり、バングーナガンデ佳史扶の場合はボランチの原川力、松木玖生とコミュニケーションをとってアダイウトンや自身がボールを持ったときの動き出しをどうするか話し合い、修正を施した。佳史扶はハーフタイムの修正についてこう言っていた。
「前半の最後のほうは攻撃がうまくいっていたので、そこはチームとしてガンガン前から行けと言われましたし、監督にも自分たちにも全然出来る感覚はありました。監督も『このままでは終われるわけはない』と話して、そのまま行こうと」
その後半は佳史扶のクロスがアダイウトンのゴールをアシスト、渡邊凌磨のゴールのアシスト手前のパスとなり、言わば「1.5アシスト」で2点に絡む活躍だった。このクロスは第27節川崎フロンターレ戦のあと、この試合に向けて磨いてきたものだった。以前はあるときは量にこだわり特訓に励み、あるときは質を重視して本数を絞ったが、今回のその両立をめざした。

Photo by AYANO MIURA(撮影:三浦彩乃
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