新しいポジションで課題に挑む左右のサイドハーフ~平岡翼と内田宅哉の現在地【今週の小平】
FC東京では伝統的に4-2-3-1または4-4-2を採用してきている。今シーズンの指揮を執る長谷川健太監督も同様に、4-4-2をベースとしつつ1トップと使い分けている。
必然的にサイドバックとサイドハーフを確保し育てることとなり、実際にチャンスをつくる能力の高いサイドバックや得点力のあるサイドハーフが日本代表入りを果たしてきた。
攻守にサイドハーフを重視する長谷川監督はここまで東慶悟、大森晃太郎、田邉草民を併用してきた。しかし夏場には田邉の負傷離脱でこのローテーションが破綻している。試合の終盤にスーパーサブが必要であることも考えると、得点力のあるサイドハーフは何人いてもいいだろう。さまざまな役割で東、大森、田邉と同等の働きをしたうえで得点力が高ければ、レギュラーの座を奪い取ることもできる。いでよサイドのアタッカー、というわけだ。
最新のFC東京U-23では、サイドハーフの右を内田宅哉、左を平岡翼が担っている。しかし内田は左サイドハーフ、平岡はフォワードを得意とする選手だ。本職以外の場所で各々課題を念頭に置き、日々トレーニングに取り組んでいる彼らの現在地を確かめた。
◆得点以外のプレーも伸ばしたい平岡翼

緊張感を維持した表情の平岡翼。
「J1であってもJ3であってもやることは変わらない。一試合でも早くJ1に絡めるように、しっかり与えられた場所でがんばるだけだと思います」
J1のメンバーに組み込まれながら出場機会を得られなかったとしても、
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