「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

連敗を止めた勝点1。攻守の繋がりが改善し、わずかに前進。【J2第39節 大分トリニータ戦 レビュー】(23.10.23)  

2023明治安田生命J2リーグ第39節

2023年10月22日14時キックオフ カンセキスタジアムとちぎ

入場者数 10,119

栃木SC 1-1 大分トリニータ

(前半0-1、後半1-0)

得点者:39分 弓場将輝(大分)、85分 大島康樹
気温 18.2℃
湿度 37%
ピッチ 良

<スターティングメンバー>

GK 41 藤田 和輝
DF 5 大谷 尚輝
DF 16 平松 航
DF 6 大森 渚生
MF 3 黒﨑 隼人
MF 7 西谷 優希
MF 4 佐藤 祥
MF 21 吉田 朋恭
FW 32 宮崎 鴻
FW 99 イスマイラ
FW 19 大島 康樹
控えメンバー
GK 1 川田 修平
DF 33 ラファエル
DF 40 高嶋 修也
MF 31 石田 凌太郎
MF 8 髙萩 洋次郎
FW 29 矢野 貴章
FW 38 小堀 空

63分 大谷→高嶋
63分 黒﨑→石田
73分 西谷→髙萩
79分 吉田→ラファエル
79分 宮﨑→矢野

 

▼後ろに重い前半に1失点

連敗を4で止めて掴んだ勝点1。後半に盛り返して追いついたという流れ。直近のゲームでなかった流れを作れたことはプラスだ。一方、前半の悪しき内容は改善しないと残り3試合も厳しくなる。

 

後ろに重い前半だった。

まだ前に行けていた時間帯の25分にCKから吉田が左足を合わせたが、相手GKテイシェイラのファインセーブに凌がれた。

その後はより後ろ重心になり、防戦一方の展開が続いた。

とりわけ右サイドが重く、前から奪いにいけなかった。

宮﨑の位置取りが後ろに重く、後ろも前に押し出せない。攻撃時4-3-3の相手SBは、宮崎が後ろ髪引かれる位置、黒﨑に近寄り過ぎない絶妙な立ち位置を取っていたが、4バックのチームならばどこでもやってくるスタンダード。だが宮崎、黒﨑、大谷らの右サイドはなかなかタイミングよく前へプレス連動ができずに苦しんだ。

 

「相手CBがボールをフリーで持っていると難しいので前線がその方向づけをしたいんです。そこは練習でもずっとやっていて、後ろから声掛けはしているのですが、なかなか合わない。もう少し強気でボールを取りに行く姿勢でプレスをスタートしていいのかなと。後ろをもっと信頼しても良かったと思います」(佐藤)

 

(残り 4673文字/全文: 5587文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ