「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

マエストロの本領発揮なるか。髙萩洋次郎「受け手になるか、出し手になるかだと思いますが、その違いは大きい」【これぞ新局面】(23.6.28)  

前節山口戦(△0-0)では髙萩洋次郎のボランチ起用が炸裂し、試合終盤に猛攻を見せることになった。髙萩自身、どんな手応えを感じ、今後にどういう青写真を描くのか、話を聞いた。

 

▼もっとゴールに迫りたい

――先日ファン感がありました。髙萩選手も色々とチアと踊ったりしていました。それなりに準備をされた?

()。それなりにしました。ぶっつけ本番ではさすがにできませんよ」

――ああいうのは抵抗ないのですか?

「初めてやりました。人前で踊るのも初めてです」

――広島時代などにやっていたのかと。どうしてやろうと?

「やってくださいと言われたのでやりました()。面矢君に」

――面矢選手が言うからにはやらないといけない。

「そういうことです」

――彼が盛り上げようとしていた。

「そうです。ファン感自体、彼がすごい頑張ってくれていて、準備段階から彼がスタッフとコミュニケーションを取っていたんです」

――一緒に成功させたかった。

「そうですね」

――チームに結果が付かない流れのなか、大事なファン感でした。

「直接結果に繋がるかはわからないですけど、チームの一体感に繋がることだと思うし、ああいう場所で、いい雰囲気でやれるというのもチームが勝つための一つだと思うので、良かったと思います」

――山口戦(△0-0)では途中からボランチで出場し、色々と表現されました。改めてボランチでプレーしたことについて率直に感じたことは?

「もうちょっと決定的な仕事がしたかった、というのが第一にあります。シンプルにボールを動かすとか、相手コートでプレーする時間は作れましたが、もっとゴール前に迫っていき、二次攻撃、三次攻撃、相手ペナルティエリアの中にもう一本パスが繋がるようなところまでいきたいです」

――1本、根本選手にグラウンダーで付けたパスは惜しいシーンでした。

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