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「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

天皇杯秋田戦をフル出場した植田啓太の感触。「『このままではいけない』とあの練習公開日に再認識させられたんです」【新たなる一歩】(23.6.9)

7日の天皇杯秋田戦では4月2日の7節群馬戦以来、約2カ月ぶりに公式戦のスタメンを飾った植田啓太。今季はここまで思い描くシーズンを過ごせていないが、チームとともに内容の詰まった秋田戦をフルタイムで戦い切った今の感触を教えてもらった。

 

▼チームとともに内容を見せた秋田戦

――7日の天皇杯秋田戦(〇2-1)では、7節群馬戦(●1-2)以来のスタメン、16節東京V戦(●0-2)以来となる試合出場になりました。思いをぶつけた試合だったのでは。

「そうですね。ここでやるしかないという状況が用意され、ここでやれなかったらこの先もダメだろうと思っていたし、かなり意識して試合前から準備し、臨んだ試合です」

――ボランチで出場しましたが、相手が秋田であることも意識し、バトルの強度と相手を広げることをうまくやれていた印象です。

「まず秋田さんと戦ううえで、味方のカバーリングを欠かせばやられるとわかっていました。相手をどれだけうまく広げたり、良い攻撃のスイッチを入れられたりしたところで、逆にバトルで持っていかれてしまえば話にならないと思っていたので、まずボール際で負けないこと、味方のカバーリングをすること、まずそこだけを意識して臨めたと思います。そこからボールが徐々に落ち着いてきてから、自分がやるべきことや求められることが時間の経過とともに少しずつ出せたかなと思います」

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