「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

ミスが多過ぎて攻撃を最後までやり切れない。【J2第3節 大分トリニータ戦 レビュー】(23.3.6)

2023明治安田生命J2リーグ第3節

2023年3月5日14時キックオフ レゾナックドーム大分

入場者数 11,747人

大分トリニータ 1-0 栃木SC

(前半0-0、後半1-0)

得点者:81分 高畑奎汰(大分)

天候 晴れ
気温 12.9℃
湿度 40
ピッチ 良

<スターティングメンバー>

GK 41 藤田 和輝
DF 23 福島 隼斗
DF 15 岡﨑 亮平
DF 5 大谷 尚輝
MF 3 黒﨑 隼人
MF 7 西谷 優希
MF 4 佐藤 祥
MF 10 森 俊貴
FW 8 髙萩 洋次郎
FW 37 根本 凌
FW 11 ジュニーニョ
控えメンバー
GK 1 川田 修平
MF 24 神戸 康輔
MF 36 山田 雄士
MF 45 安田 虎士朗
MF 6 大森 渚生
FW 19 大島 康樹
FW 32 宮崎 鴻

36分 大谷→大森
58分 髙萩→大島
58分 ジュニーニョ→宮崎
88分 西谷→神戸
88分 森→山田

 

▼ミス連発で前進叶わず

大分のプレッシャーは速くて強かった。本気でJ1昇格を目指すチームの基準だろう。だが、それにしても、栃木の選手たちはイージーなミスが多過ぎた。

特に守攻のトランジションにおけるミスが多く、パスが2本、3本と続かないので、相手陣内の深い位置までたどり着けない。そして、ついにほぼほぼ攻撃をやり切ることができずにタイムアップを迎えてしまった。

もっといえば、大分がチャンスを掴んでいたのは、ほぼほぼ栃木のミスからだ。栃木が守攻のトランジションでミスを犯した刹那、大分がショートカウンター気味に栃木ゴールへと向かい、フィニッシュに至るか、CKを獲得するかで攻勢の時間帯を作り出している。

後半に入ると、大分が決定機を迎えることになるが、74分のポスト直撃弾も、その直後のゴールに繋がるFK獲得も、いずれも栃木がボールを奪ったときのトランジションでパスミスをしたり、容易にボールをロストしたことから招いたピンチだ。そこの精度さえあれば、まだ見た目の印象はだいぶ変わるはずだが、イージーなミスが多すぎる。

 

その実、大分は序盤、栃木のハイプレスを嫌がっていた。

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