「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

決して思いどおりにいかなくても。【ポジション別レビュー FW編①】(22.12.9)  

各ポジション別の選手レビュー。続いてFW編①。

 

▼瀬沼優司

 リーグ戦15試合(うちスタメン12試合 944分出場 1ゴール)天皇杯1試合出場

 

14年シーズン以来、8年ぶりに栃木に復帰したシーズンだったが、ケガに泣かされた。

ただ、チーム事情に巻き込まれた感もある。開幕前、チームはキャンプが中止となり、必要十分なトレーニングもできずに急ピッチで開幕戦に照準を合わせていった。

瀬沼は開幕秋田戦(〇1-0)スタメンでピッチに立ち、89分間出場。前半には変化を付けたCKからファーサイドで合わせてあわや開幕ゴールというシーンを作り出した。ただ、全体的にコンディションは途上という仕上がりだった。

今季初ゴールはアウェイでの5節岩手戦(△1-1)。ぬかるんだピッチ状態の中、味方のシュートがゴール前の水たまりで止まったところにすかさず走り込み、滑り込みながらボールをゴールに流し込んだ。瀬沼らしい泥臭いゴールだった。

(残り 2957文字/全文: 3362文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ