「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

好調を体現する“右サイドの槍”黒﨑隼人が迷いを吹っ切った夜。【トピックス】(22.7.27)

▼「俺って、この半年間で全然成長できていないのかな?」

7月に入ってから黒﨑隼人が髭を伸ばしている。

「いいね、と言ってくれる人もいるんですよ。老けたね、と言ってくる人もいますけど」

本人は笑うが、最近調子がいいので験を担いでいるそうだ。

7月に入ってからの黒﨑は、山形戦(〇2-0)の先制ゴール、千葉戦(〇1-0)の先制アシスト、山口戦(〇2-1)の2点目のアシストと、目に見える結果を残している。数字以外にも、サイドを上下動するタフさ、推進力、躍動感などを惜しみなく体現し、フル稼働でチームに貢献している。

「今は何をしなければいけないのか。それがはっきりと整理できたことが大きいです。頭の中を整理した上で、あの山形戦でゴールを奪えたことも自信に繋がっています」

少し前までは迷いがあったが、あるときに吹っ切れた。

7月上旬、アウェイ山形戦で前泊したときのことだ。夜、チームが食事をとる会場で時崎監督と少しだけ話す時間があった。

(残り 1364文字/全文: 1773文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ