「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

戦況を読む男、福森健太が語る”髙萩効果”。「みんなが信じて走り出すと思う」【トピックス】(22.7.21)

福森健太が試合の戦況を読む力に長けていることはこれまでの複数のレポートのとおり。天皇杯京都戦では宮崎鴻のプロ初ゴールをお膳立てたが、あのアシストも戦況を読んだ上で生まれたものだった。その福森に聞いた。髙萩洋次郎が加入した効果はいかほどか。

 

▼試合状況を読んでプレーすることは大事 

――前節は岡山があれだけパワーで押してくると難しいところがあったと思いますが、それでもチャンスは作れていたし、ポジティブな試合だったかなと。福森選手は出場停止で外から見ることになりましたが、どう感じましたか?

「そうですね。相手があまりセンターバックに対してプレッシャーに来なかった分、こっちの最終ラインが持ち運びやすかったイメージがありますね。ある程度スムーズにボールが動いてたようには見えました」

――福森選手自身は天皇杯京都戦で宮崎選手のゴールのアシストをしました。小堀選手にも決定的なクロスを通しましたが、いずれも左足からでした。

「京都戦についていえば、相手が結構ボールにチャレンジしてくるチームスタイルだったので、その分、相手のDFラインとGKの間にスペースが結構ありました。だから、縦に抜けたときに切り返さずに、スペースがあるうちに左足でそのまま流し込むイメージを持っていたんです。でもJ2の場合、岡山もそうですけど、まずゴール前を埋めることの方が多いと思います」

――それは試合中に決めたことですか?

「試合に入ってからですね。左サイドでボールを持ったときに結構スペースがあるように感じたので、スペースがあるうちには背後のスペースを使おうと思っていて」

――いつも左サイドでは試合の状況を見ながらプレーを変えている印象ですけど、京都戦もそうだったんですね。

「どの試合も常に考えながら、試合の状況を見ながらプレーすることは大事にしていますけど、ただ、力技も大事だと思っていて。後ろに整った相手でも崩せる力量というのはもっと出すべきだと思っています」

――強引に縦に仕掛けてCKを奪い取るようなプレーはたくさんやっていますね。あとは髙萩洋次郎選手が加入したことによる効果について、前節岡山戦も62分から30分程度プレーしましたが、福森選手は何を感じていますか?

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