「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

西谷優希の言動が”栃木を背負ってきた漢たち”に近づいてきた。【トピックス】(21.9.21)

▼鬼気迫るプレーを支えるもの

思えば、26節東京ヴェルディ戦(△2-2)の頃は、田坂監督からボランチのプレーに檄が飛んでいた。わずか数試合前。チームが長らく勝利から遠ざかっていた時期である。

例えばヴェルディ戦の1失点目。西谷優希は中盤の攻防においてポジションを下げてきた相手FWの背中に張り付き過ぎて、抱えられ、置き去りにされた。

「あのときは何が何でもボールにプレスに行けばいいという感覚でした。あの状況であれば、相手のボールの持ち方を見ながら、冷静にプレスにいければよかったんです。でもどうしても意識していることをやらなきゃやらなきゃと力んでしまっていた。色々と考えさせられたし、それが今は肩の力が抜けて、瞬間的に反射で動くことを意識できるようになってきた。動きに無駄がなくなってきていると思います」

チーム全体で沈み勝ちだったメンタルコンディションが回復したことも当然、大きい。

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