勝利を渇望する相手の魂に魂で対抗し、栃木のゲームを完遂した勝点1。【J2第18節 大宮アルディージャ戦レビュー】(21.6.14)
2021明治安田生命J2リーグ第18節
2021年6月13日19時キックオフ NACK5スタジアム大宮
入場者数 3,918人
大宮アルディージャ 1-1 栃木SC
(前半1-1、後半0-0)
得点者:5分 イバ(大宮)、40分 矢野貴章(栃木)
天候 曇のち晴
気温 25.3℃
湿度 50%
ピッチ 良
<スターティングメンバー>
GK 1 川田 修平
DF 19 大島 康樹
DF 5 柳 育崇
DF 20 三國 ケネディエブス
MF 17 山本 廉
MF 14 西谷 優希
MF 25 佐藤 祥
MF 10 森 俊貴
FW 11 ジュニーニョ
FW 29 矢野 貴章
FW 16 菊池 大介
控えメンバー
GK 15 岡 大生
DF 22 小野寺 健也
DF 26 面矢 行斗
MF 13 松岡 瑠夢
MF 23 植田 啓太
FW 41 松本 凪生
FW 32 畑 潤基

38分 山本→松岡
70分 ジュニーニョ→面矢
82分 西谷→松本
82分 森→植田
82分 菊池→畑
▼飲水タイムを迎える前にプレスの掛け方を修正
両チームの熱量がほとばしる戦いだった。双方負けられない意地と意地のぶつかり合いだった。
相手の大宮は霜田監督に交代して迎える初陣。栃木の矢野とジュニーニョが前半早々に激しいチャージにより頭部を裂傷した姿が象徴しているが、大宮のデュエルに対する熱量がこれまでとは見違えていた。
そして大宮のアンカー三門が「霜田監督になってから縦への意識が変わった」と言うように、攻撃の矢印が前方向へと強烈に向けられている序盤だった。
”変わった”大宮は勢いそのままに迎えた5分、FKからこぼれ球にイバが合わせて先制。FKをゾーンで守るマイナスのエリアを使われた、延長線上のゴール。このゴールでNACK5スタジアムの雰囲気も含めて大宮にはイケイケ感が出始めていた。栃木にとっては厄介な展開だった。
だが、ここからアウェイの栃木が盛り返し、前半のうちに同点に追いつき、後半にはあと一歩で逆転というところまで持っていくゲームとなった。
非常にタフな戦いを栃木ペースで完遂したゲームだった。試合を優勢に進められた理由は大きく3つほどあると感じる。
(残り 4582文字/全文: 5474文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ